大株だけれど乱れに乱れてラベンダー、宮沢賢治の作品
すーっとした立ち姿の美しいラベンダーのイメージとは程遠い、うちのラベンダーさんは、乱れに乱れて、ぐちゃぐちゃです。もう何年もこの場所にいて、幹は木質化して、とても太いんです。剪定した箇所から出た枝は、すーっとまっすぐに伸びているので、もっとこまめに、剪定するといいのかしら。 これから開花する、そして比較的まっすぐな枝を選んで、ドライフラワーに。香りは、とてもいいですよ。 昔読んだ本を読み返しています。若い頃、ふ~ん、と簡単に通り過ぎた文章や言葉が、しっくりと心に残っていくような気がします。いま、特にはまっているのが宮沢賢治。 「風の又三郎」 どっどど どどうど どどうど どどう 青いくるみも 吹きとばせ すっぱいかりんも 吹きとばせ どっどど どどうど どどうど どどう 谷川の岸に 小さな学校がありました。 で始まる物語は、あまりに有名だけれど、このテンポの良い文章が大好きです。又三郎のやってきた日、又三郎の笑い、友達、遊び、別れ、涙。じっくり、ゆっくり読んでいくと、もうページをめくるのが勿体ない、終わってほしくない、そんな気がします。なんども、宮沢賢治って、やっぱりすごい! と思いました。7月7日公開の映画 「グスコーブドリの伝記」 見てみようかな。 ブログランキングに参加しています応援のクリックをよろしくお願いします。