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未知との遭遇

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2017年06月24日
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カテゴリ:ひとりごと

親戚の叔母(父の妹)が、
数年前、認知症らしき症状が出始めた時があって、
その後、脳出血を起こし、身動きできない体になり、
入院やリハビリ施設を経て、
現在、市内の某施設に入所しています。

入院中にはお見舞いに数回行ったけど、
今の施設に入所してからは、まだ一度も行っていないので、
行ってきたいなあと思ってはいたものの、
なんとなく毎日に流されて、そのままになっていました。

最近、息子がまたいろいろ難しくなっているため、
週2回、朝の時間にヘルパーさんをお願いしていますが、
合間に近所に住む伯母(父の姉)にお願いして来てもらっています。

その伯母から、一緒に面会へ行こうと誘われたので、
昨日、やっと行くことができました。


歩くことはもちろん、身の回りのこと全介助。
意識はあるけど、会話はできず、
こちらの問いかけにも反応がほとんどなく、
日中は車椅子に座って、ぼんやりと過ごしている・・

と聞いていました。

そんなにひどくなっちゃったんだ・・と思うと、
会うのがこわくて、行くのを躊躇っていた・・というのが、
正直な気持ちでした。


できて3年ほどの新しい施設です。
とてもきれいで、広々した空間が居心地よさそうな雰囲気でした。

スタッフも若い人たちが多く、イキイキしています。


エレベーターで二階の広間に行くと、
伯母が「あれがそうだよ」と、車椅子に座った白髪の老婆を指しました。


え・・

あれがTおばちゃん?

私が知っている叔母は、
てっぷりと太っていて、お喋りで、ケラケラとよく笑って、
とても賑やかな人でした。

なのにこんなに変わってしまって・・と驚きで声が出ませんでした。


今ではやせ細り、
小さくうずくまるように車椅子に座って、
眠っているのか起きているのか、
目を閉じたまま、ボーっとしていました。

スタッフの女性が、
「Tさん?Tさん?会いに来てくれた人がいますよ」
と、耳元で声をかけてくれていたけど、
まったく反応がなく、目を閉じたままです。


窓際の明るい場所へ移動して、
そこで3人で談話。

私が顔を覗き込んで、
「おばちゃん、わかる?メイプルだよ」と何度も声をかけました。


すると、今までまったく反応がなかった叔母が、
急にフッと目を開けて・・
私の方をジーッと見ています。

そして、目がキョロキョロと動きだし、
必死に記憶の引き出しをあちこち開けて“私”のことを探している・・
そんな感じでした。

声をかけながら(一方的にしゃべりながら)
手を握ったり、足をさすってあげたりしていると、
自分から手を差しのべてきて、
私の手を強く握ってきました。

そして、ゆっくりと口を横に開いて、
私の名前を呼びました!

実際には声は出ていなかったので、
口が動いていただけですが、
それは、はっきりと私の名前を言っていました。

私が行っても、きっと私のことわからないだろうなと思っていたので、
なんだかもう、うれしくて泣けてきました(゚ーÅ)

ちゃんとわかってくれてるんだね、Tおばちゃん・・


そうやってしばらく居ましたが、
疲れさせても悪いし、そろそろ帰ろうということになり、

「おばちゃん、また来るね!また会いに来るね!」というと、

ま・た・ね

と叔母の口が動きました。


よく、奇跡のドラマみたいな話で、
眠り続けていた人にずっと話しかけたり、さすってあげたりしていたら、
意識が戻ったという話を聞きますが、

叔母が目を開いた時、
私の中では、

「キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!」

鳥肌が立ちました。


もっと早く行けばよかった。
と、少し後悔・・

私は、実母が急逝した時、
一週間でいいから看病したかったと思ったんです。

なので、できるだけ何度も会いに行こう。
そして、手を握って何度も声をかけて、叔母と話そう。
そう思いました。

次に行った時は、叔母はもう私のこと忘れているかもだけど・・


身内の居ない施設で、
ずっとこうして過ごしているのを思うと、
なんだか胸が苦しくなりますが、
それでも叔母はこうして生きている。

私に何ができるかわからないけど、
私は私にできることをやっていこうと思いました。










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最終更新日  2017年06月25日 00時25分00秒
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Re:また来るね!(06/24)   ルイスー水高 さん
メイプルさん
ほんとに ほんとに ありがとうございます

私が言うのは変ですが でも 心から思います

もう 涙がとまらないよ

実は
私の父も 認知症でした

「わからね(わからない)」と言う時の
父の 無念そうな
そして 申し訳なさそうな顔が 忘れられません

認知症になると
何もかもわからなくなるような気がしますが
でも
感情は ちゃんとあるんです
認知に問題があるだけなんですよね

頭ではわかっていましたが……

メイプルさん

おばさま
とても お喜びだと思いますよ

認知症の人は
とても とても 遠慮しています

感情をあらわすことも
その感情が間違っているんじゃないか と
恐れているような人もいます

ぎゅっと握った手が 全てだ と 思います


父の写真の横に置いている
ちいさな ちいさな 一輪挿し

庭から かわいいの 探してきます



(2017年06月25日 08時14分40秒)

Re:また来るね!(06/24)   わたがし1566 さん
行くまでの勇気や思い

行ってからもいろんな思いの中
おばさまとお会いしたんだろうなと
思いました。

名前、呼んでもらえたときは
嬉しかっただろうな
なんて思ってみたり。

義母もそろそろいろんな問題が
出てくるようになってきました。

後悔のないよう
日々を過ごしていきたいなと
強く思いました。 (2017年06月25日 10時40分47秒)

Re:また来るね!(06/24)   superio☆彡city さん
私の祖父(父方)も認知症でした。
もう、40年も前に亡くなっており、まだ認知症と
言う言葉も無い頃でしたが、非常に徘徊が酷く
祖母や父・母は苦労していました。

メイプルさんの叔母は、穏やかに暮らしてるんですね。
やはり、近くに居てるんでしたら一緒に時を過ごしてあげると叔母さんは嬉しいのでしょうね!

何かと忙しいと思いますが頑張ってください!! (2017年06月25日 18時30分24秒)

Re:また来るね!(06/24)   dokidoki1234 さん
引き出しを探って探って、メイプルさんを探し、
「あった!!」
と、見つけた時の叔母さまの気持ちは、
きっとメイプルさんの気持ちと同じだと思いました。

そして、叔母さま目線の日記があったとしたら、
同じ後味の内容だと思います(*^^*) (2017年06月25日 22時34分02秒)

Re[1]:また来るね!(06/24)   メイプル0128 さん
ルイスー水高さん
>メイプルさん
>ほんとに ほんとに ありがとうございます

>私が言うのは変ですが でも 心から思います

>もう 涙がとまらないよ


水高さん、恐縮です・・
私は家族に認知症の人がいないので、
本当のことはわかっていませんが、
私の対応が間違ってなかったのかな?と
少し安心できました。
こちらこそ、ありがとうございます(゚ーÅ)


>実は
>私の父も 認知症でした

>「わからね(わからない)」と言う時の
>父の 無念そうな
>そして 申し訳なさそうな顔が 忘れられません

>認知症になると
>何もかもわからなくなるような気がしますが
>でも
>感情は ちゃんとあるんです
>認知に問題があるだけなんですよね

>頭ではわかっていましたが……


そうだったんですね・・

認知症の悪い部分ばかりクローズアップされることが多いので
そういう感情のことをもっと知りたいなと思いました。

お父様、きっとわかっていらっしゃったんですよね。
でも、それを表現することができなかったのでは。
誰か引き出しを開けるの手伝ってあげられたら・・と思っちゃいますね。


>メイプルさん

>おばさま
>とても お喜びだと思いますよ

>認知症の人は
>とても とても 遠慮しています

>感情をあらわすことも
>その感情が間違っているんじゃないか と
>恐れているような人もいます

>ぎゅっと握った手が 全てだ と 思います


あ、なんかわかります。
でも、そういう部分って、すごく人間らしいですよね。

叔母も喜んでくれていると、私もあの時思ったけど
意思が通じ合わないと、自己満足で終わってしまうので
やはりこれからも会いに行かなくちゃ^^と思いました。



>父の写真の横に置いている
>ちいさな ちいさな 一輪挿し

>庭から かわいいの 探してきます




-----

うんうん♪
お父様、お喜びになりますね。

私もよく庭の花を仏壇にお供えしてます。
母が喜ぶだろうなと思って。 (2017年06月26日 00時17分25秒)

Re[1]:また来るね!(06/24)   メイプル0128 さん
わたがし1566さん
>行くまでの勇気や思い

>行ってからもいろんな思いの中
>おばさまとお会いしたんだろうなと
>思いました。


そうなの・・
こうして行ってしまえば大丈夫なんだけど、
行くまでがすごく考えてしまって、
憂うつになってしまうことが多いので、
誘ってもらえてよかったです。

でも、これからはひとりでも行けそうですよ^^


>名前、呼んでもらえたときは
>嬉しかっただろうな
>なんて思ってみたり。


正直、期待してなかったんです。
なので、なおさらうれしかったんですよね。
表情が出てきた時、鳥肌が立ちました。


>義母もそろそろいろんな問題が
>出てくるようになってきました。

>後悔のないよう
>日々を過ごしていきたいなと
>強く思いました。
-----

そうでしたか・・
老いは誰にでもやってくるものだから、
避けては通れない問題ですよね。
もちろん我が家も。

今回思ったのは、やはり何事も早期発見、早期治療。
軽いうちに手を打つのが大事なのかもと思いました。

叔母は、認知症より、脳出血による後遺症の方が深刻なんですけどね。 (2017年06月26日 00時22分56秒)

Re[1]:また来るね!(06/24)   メイプル0128 さん
superio☆彡cityさん
>私の祖父(父方)も認知症でした。
>もう、40年も前に亡くなっており、まだ認知症と
>言う言葉も無い頃でしたが、非常に徘徊が酷く
>祖母や父・母は苦労していました。


そうでしたか・・大変だったでしょうね。
そうなると、もうご本人の気持ちとかより、
介護する家族の大変さの方が問題になりますよね。


>メイプルさんの叔母は、穏やかに暮らしてるんですね。
>やはり、近くに居てるんでしたら一緒に時を過ごしてあげると叔母さんは嬉しいのでしょうね!

>何かと忙しいと思いますが頑張ってください!!
-----

ありがとうございます。
認知症より、脳出血の後遺症で動けないので、
こうして穏やかに過ごすことしかできないんですが、
私が行くことで、こんなに刺激になるなら、
何度も行ってあげたいと思いました。

もし、実母だったら、もっと手をかけてあげられるのに・・と思ってね。

叔母の息子(私の従兄)が独身で、仕事も忙しく、
こうして施設に入所させるしかなかったので仕方ないんですが、
少しでもできることがあればと思います。
(2017年06月26日 00時27分39秒)

Re[1]:また来るね!(06/24)   メイプル0128 さん
dokidoki1234さん
>引き出しを探って探って、メイプルさんを探し、
>「あった!!」
>と、見つけた時の叔母さまの気持ちは、
>きっとメイプルさんの気持ちと同じだと思いました。

>そして、叔母さま目線の日記があったとしたら、
>同じ後味の内容だと思います(*^^*)
-----

そうだとうれしいな。

人間の脳って、どうなってるんだろう?
と、ますます不思議だなあと思ってしまいました(^_^;)

なんか、目がキョロキョロ動き始めた時、
ほんとに引き出しをあちこち開けて探している・・って感じでした(^_^;) (2017年06月26日 00時29分37秒)


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