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カテゴリ:コラム
勝間和代「効率が10倍アップする新・知的生産術-自分をグーグル化する方法-」(ダイヤモンド社、2007年12月)を読んだ。基本的にこういったハウツー本は読まないのであるが、週刊ダイヤモンドで特集が組まれ、その中のお著者の薦め図書に取り上げられていた本が自分の好みに比較的合致しており興味を持ったためである。本の内容は、筆者の自慢話ばかりでかなりむかつく部分も多いが、「日々の生活から起きていることを観察しよう」「自分メディアの感度を高めよう」など新鮮な切り口で楽に読めた。(★★★☆☆)
この本を読んで二つ感じたことがある。一つ目は、昔自分が高校生の時、電車通学だったが文庫本を毎日毎日行き帰りに読んでいたことを思い出したことである。お金もそれほどなく当然文庫本や新書本であるが、主に国語の受験勉強を兼ねて文学から自然科学・社会科学まで様々なジャンルを読んでいた。3年間も続けると本棚を占領しかなりの分量となった。この時に名作と呼ばれる国内外の小説はほとんど網羅したはずである。受験には直接好影響はなかったとは思うが、大学や社会人になって読書の習慣がなくなったことを思い返すと、後々の深いところでの教養になったんだと感じる。最近、ここ半年前位から、この読書の習慣化を取り戻し、経営学・経済学・ノンフィクション物を中心にしているが、もっと前からやっていればと感じた次第である。 二つ目は、職場のある同僚が、この本に書かれていることを実践しているように思えてしかたがないと感じたことである。当人を好きか嫌いかの判断でなく、こんな人が職場に「たくさん」いたら、会社の「組織」は十分には機能しないのではないかと思う。やはり、規律やまじめさあるいは無駄といった部分はある程度は必要なのではないかと感じた次第である。 P.S 勝間氏が指摘するように、アウトプットはインプットの3倍は難しい・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.10 17:00:50
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