テーマ:歩いて愉しむ東京(936)
カテゴリ:駅間歩き
霞が関から銀座に向かって歩いています。
![]() 日比谷公園内にあるレストラン「松本楼」。 1903(明治36年)に東京市が現在の日比谷公園を開園するにあたり、銀座で食堂を経営していた小坂梅吉が開店した歴史あるレストランです。 ![]() その松本楼の前にあるイチョウの大木。 ![]() 首かけイチョウという名前がついています。東京にはイチョウの木が多く「東京都の木」にも選ばれていますが、その中でも推定樹齢400年以上のこのイチョウは王者みたいなものですね。 ![]() さらに、1971年(昭和46年)11月19日、すぐそばにあるレストラン「松本楼」が過激派組織が投げた火炎ビンの被害を受けて全焼した際に、この木も類焼して黒焦げになったのですが、それでも翌年春には新芽を吹いて回復の兆しを見せ、火災で受けたダメージから無事に蘇ったそうです。 イチョウって、葉っぱや幹に水分が多く含まれている特性があるので、耐火性を発揮したということですね。実際、関東大震災でも東京の街路樹の6割以上が焼失したなかで、イチョウは燃えず延焼を防いだそうです。、 さて、イチョウの木、現在では中国や日本、韓国に広く栽培されていますが、ほぼ全てが街路樹であり、野生のものはほとんどないため絶滅危惧種に指定されているんだとか。意外ですね。 イチョウの木が、「東京都の木」になっているので、平成元年に制定された東京都のシンボルマークもイチョウに由来していると思っていましたが、東京のアルファベットの頭文字「T」を中央に秘め、これからの東京都の躍動、繁栄、潤い、安らぎを表現しているそうです(→→→こちら)。 ![]() そうそう、イチョウといえば、東京大学のマークでした(→→→こちら)。 【つづく】 ![]() 人気ブログランキング 駅間歩き丸ノ内線(霞ヶ関~銀座) (その3) 松本楼 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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