テーマ:歩いて愉しむ東京(898)
カテゴリ:気になる風景
新井薬師駅前商店街を進んで、ちょっとわかりにく五差路に差し掛かりました。
このちょっと賑やかそうな商店街を進んで行くと、 スクランブル交差点にやって来ました。 新井薬師門前交差点です。 この交差点を右折すると、目的地の新井薬師として知られる新井山梅照院(→→→こちら)の門前に到着です。 新井薬師は、真言宗豊山派の寺。高尾山薬王院、日向薬師、峰の薬師とともに武相四大薬師に数えられる名刹です。 ご利益は、「眼病治癒」と「子育て」、特に眼病治癒は徳川幕府2代将軍・徳川秀忠の第5子、和子の方(東福門院)の悪質な眼病を祈願して快癒したことで知られ信仰を集めたそうです。 MoMo太郎の老眼を治してくれるのでしょうか、早速、参詣します。こちらが山門です。 山門の脇には「本堂再建供養塔」というのがありました。 この塔は、梅照院(新井薬師)の再建に尽した住職運樹の業績と信徒の信仰心にこたえるため、安永8年(1779)後継者の英俊が高野山延命院の引導地獄尊を模して建立したものです。 山門を入って左手にあった薬師霊堂。赤と白が美しい二重の塔です。 右手にあるのが不動堂。名前のとおり不動明王が祀られているそうです。右側にあるお地蔵さまは、お願い地蔵。自分の体の治してほしいところと同じ部分に水をかけて洗います。こういうところに来ると、いつもお地蔵様の顔と頭を洗ってしまうMoMo太郎。頭を洗ってもなかなかご利益ありませんが。 そして、回向柱(えこうばはら)の向こうに本堂が見えてきました。 回向柱は御開帳の際、本堂前に建立する柱のことで、御本尊と柱とを五色(白色もある)の紐でつないで御本尊の霊験が柱に宿り、柱に触れる者に御利益をもたらしますということです。 本堂でお参りしました。 回向柱があるということでわかると思いますが、今年は、12年に一度の新井薬師梅照院ご本尊が開帳される年になります。 御本尊は、秘仏とされ、薬師如来・如意輪観音の二仏一体。国内でも、非常に稀な御尊像だそうで、丈一寸八分(5.5cm)黄金仏の坐像。弘法大師の作と伝えられています。 ということで、令和4年5月1日〜6月30日、10:30〜15:00 の間、一人1,000円でご本尊を拝観できるそうです。 (新井薬師への参詣コースです) 【つづく】 人気ブログランキング 新井薬師への道(その11) 新井薬師参詣と回向柱 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[気になる風景] カテゴリの最新記事
|
|