九州出身者がつくる九州情報館。

今月30日にJOCの選定委員会で2016年の夏季五輪国内候補地が決定するわけですが、
東京側のやり方が強引過ぎることに腹が立って仕方なりません。

そもそも東京都は福岡市が立候補した後にしゃしゃり出て、
東京偏重著しいマスコミと癒着していかにも『東京のほうがいいですよ～』というような
報道をしているのですから、たまったものではありません。
テレビや新聞や雑誌は福岡五輪の反対派ばかり出して、東京五輪反対派は全く出てきません。
まるで『東京が善で地方が悪』という間違った考えを日本国民に植え付けるのはやめてください。
東京五輪の反対派はたくさんいるはずです！

もっとひどいのはJOCと都の癒着です。
まず、JOCは五輪開催概要計画書提出後の変更は認めない方針だったのですが、
都の計画変更を容認したのです。
それは、都の視察でクレー射撃やアーチェリーの会場が海沿いにあり、
競技団体が「海風が競技に悪影響を与える」などと指摘し、
評価委員が現地調査でそうした点を指摘すると、都側は「柔軟に対応したい」と明言したのです。
これを評価委員は高く評価しました。
要はJOCは東京都様の思い通りですよということです。

さらに一方的な評価報告書も問題にすべきでしょう。
東京都を褒め称え、福岡市のあらを探すような報告書を見て、
どこが公平な報告書に見えますか？

こんな状態じゃ日本はますます東京への一極集中が進み、地域活性化なんてできやしません。
もし東京五輪が決定したら間違いなくテロの標的にされてしまいます。
石原都知事が東京の知名度を売りにしているようですが、それが仇となる事を知らないようです。
ロンドンでは五輪決定後に地下鉄テロが起こるし、ヒースロー空港ではテロ未遂事件が起こるし、
東京がそういった事件に巻き込まれるのはイヤですよ！
都庁に飛行機が突っ込んできたりとか
旧江戸川の送電線が切られたら大変ですよ！
まさかJOCは日本を崩壊させたいのですか？

福岡ならば知名度は東京に劣るものの、その分テロの心配はほとんど考えられません。
そもそも地方都市なんて狙うテロがどこにいるというのでしょうか？
国も大阪や名古屋ほど重要とは思ってない所ですしね。

また、福岡は過去ユニバーシアードや世界水泳といったスポーツイベントを行っていますし、
福岡国際女子柔道や福岡国際マラソンなどの毎年恒例のイベントが実績をあげています。
政治面では2000年の九州・沖縄サミットの蔵相会議も行われていますし、
そこそこ国際イベントを行える土台が作られています。

公共交通に関しても、東京からやたら遠い成田と、国内線の発着枠だけで満杯の羽田で、
どうやって世界各国から来る選手・関係者・観客を捌けるというのでしょうか？
福岡ならば北九州空港と佐賀空港を利用すれば大丈夫だと思います。
例えば、五輪期間だけ福岡空港（現空港で十分）は国内専用として活用し
アメリカ・ヨーロッパ・オセアニアからは北九州、アジア・アフリカからは佐賀というように
すみわけをすれば良いと思います。
そして両空港と福岡市内を軌道系アクセスで結べば、ロンドンやパリ、ニューヨークのような、
複数空港が共存し合う立派な都市となる事でしょう。

さらに、愛郷心の無い福岡五輪反対派どもの懸念であった財政面ですが、
アメリカのゴールドマン・サックス社が福岡五輪に出資する意向を示してくれています。
これで福岡市や福岡県の財政負担は軽くなるはずです。

東京への一極集中時代から地方が活力を見出す第1歩としても、
五輪は福岡でやるべきです！
競技団体の皆さん、JOCと都の圧力に負けず、正しい判断をしてください！

それでは、今日はここまで。