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2012年08月14日
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テーマ:高校野球(3677)
13日朝まで日本中はロンドンオリンピックでの日本選手の活躍に
感動・興奮する日々が続いていましたが、
日本国内では夏の風物詩である、
第94回全国高校野球選手権大会が始まっており、
日程はすでに2回戦に突入しています。

13日は大会6日目、2回戦の4試合が行われました。
第1試合は神村学園(鹿児島)が甲子園常連のセミプロ同然の
智弁和歌山(和歌山)に3-2で勝利しました!
組み合わせが決まったときには初戦突破は絶望視されていましたが、
その雰囲気を見事に打ち破り、九州王者としてふさわしい試合を行いました。
この勝利を自信に変えて勝ち進んでもらいたいと思います。

そして第2試合では済々黌(せいせいこう・熊本)が鳴門(徳島)と戦い、
3-1で勝利しました!
この試合の中で、7回裏に済々黌が挙げた3点目は
非常に珍しい形で入った得点となりました。

1アウト一・三塁で迎えた済々黌の打者が放ったライナー性の当たりを
鳴門の遊撃手がキャッチして2アウトとなり、その遊撃手は一塁へボールを投げ、
飛び出していた済々黌の一塁走者もアウトとなり、ダブルプレーが成立しました。
ところが3アウト目が成立する前に
済々黌の三塁走者が本塁を踏んだのです。

これによって済々黌は3点目を入れました!

公認野球規則7.10には『アピールアウト』という項目があり、
鳴門ナインが3点目を取られないようにするには、
3アウトを取ってからファウルラインを超えるまでの間に、
審判に3塁走者のアウトをアピールする必要があったのですが、
それを行わずにファウルラインを超えてベンチに帰ってしまったのです。
(投手・内野手全員がファウルラインを超えてしまうとアピールする権利を失います。)


これと類似したプレイが漫画家・水島新司先生の代表作である高校野球漫画
『ドカベン』単行本第35巻(文庫版では第23巻)に掲載されており、
明訓高校が白新高校との試合で、今回とほぼ同様のケースで得点を挙げています。
これは『ルールブックの盲点の1点』と呼ばれています。


済々黌の三塁走者は子供のころに『ドカベン』を読んでこのルールを知ったそうで、
「狙っていた。認められるまでドキドキした。」と語っていました。
済々黌は熊本県内はもちろんのこと、九州各県でも有名な進学校として知られており、
まさに頭脳プレーでもぎ取った1点と言っても過言ではありません。

済々黌の次の相手は超高校級投手・藤浪を擁するセミプロの大阪桐蔭(大阪)です。
たぶん勝つことは難しいと思いますが、今回のように頭を使った野球で
藤浪を翻弄してもらいたいと思います。

それでは、今日はここまで。



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最終更新日  2012年08月14日 05時46分21秒
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