九州出身者がつくる九州情報館。

ここ数か月日本のニュースで『PM2.5』がよく話題になっています。
これは直径が2.5μm以下の超微粒子のことで、
微小粒子状物質とも呼ばれています。

大気中のPM2.5の濃度が高くなると人体の呼吸器系への影響や、
糖尿病への影響があるという調査結果が出ています。

日本国内に関しては公害対策がきちんと行われており、
国内でPM2.5による大気汚染が発生することはなかったのですが、
中国の各地での大気汚染が深刻になっております。
これは中国だけに影響を与えるのではなく、その大気が風にのって東に流れるため、
結果的に日本国内にも影響を与えることになります。

すでに熊本県・佐賀県・福岡県・山口県のホームページには
毎日のPM2.5測定結果を速報していますが、
3月5日、熊本県で日本国内では初めて
国が定めた暫定指針値『1日平均で1立方mあたり70μg』
を超える可能性があるとして、県内の全市町村や保健所などに
注意喚起の情報を流しました。

熊本県北部にある荒尾市では、午前4時からの1時間に1立方mあたり91μg、
6時までに90μg、7時までに101μgを観測したことから、
ホームページなどで不要不急の外出を控えることなどを呼びかけました。

PM2.5への対策としては、
・マスクをつける
・サングラスをかける
・コートを着る
・空気清浄機をつける
・不要な外出を控える
といったものがありますが、いずれも完璧な対策ではありません。

根本的な解決方法としては『原因を元から断ち切る』ということで、
中国がきちんとした大気汚染対策を行うことだと思いますが、
中国政府は今のところ真剣にPM2.5対策を行おうとしていません。
いっそのことWHO（世界保健機構）から是正命令でもだしてもらい、
守れなかったら国連の常任理事国から外すとか国連から除名とか、
そうした処罰を与えてもいいのではないかと思います。

日本国内でPM2.5による大気汚染の心配が無くなる日が
1日でも早く訪れることを願います。

それでは、今日はここまで。