テーマ:★オリンピック★(1424)
カテゴリ:プロレス、格闘技、大相撲
昨日早朝に2020年の夏季オリンピック・パラリンピック開催地が
東京に決まったことで日本国内は歓喜の渦に包まれましたが、 その開催地を決めたIOC総会ではもう1つ、重要な議題がありました。 それは2020年の東京五輪で行う競技についてです。 IOCは2月の理事会でレスリングを中核競技から除外することとし、 今回の総会で他の種目と合わせてどの協議を行うかどうかを決める事になっていました。 レスリングは古代オリンピックでも行われていた伝統的な種目ですが、 ルールが分かりにくい、人気が無い等の理由で中核種目から外れてしまい、 今回の結果次第では東京五輪で行われない可能性がありました。 これはレスリングを『お家芸』とする日本にとっては大きな痛手となります。 国際レスリング連盟でもこのことに大きな危機感を覚え、 ルールの簡素化や女性委員会を設置するなど改善に取り組みました。 そして日本と同じくレスリング強豪国が協力することになったのですが、 その強豪国がアメリカ・ロシア・イランといった国でした。 アメリカとロシアと言えば昨今のシリア情勢でピリピリしている間柄であり、 イランもアメリカが『悪の枢軸』と呼ぶなどこちらも政治的に敵対していますが、 『スポーツと政治は別』ということで、 これらの国々がレスリング残留に向けてタッグを結成しました! 政治的な敵対関係を乗り越えてこれらの国々が1つになることは、 まさに平和の祭典である五輪にふさわしいことではないかと思います。 今回追加候補になったのはレスリングの他に、 過去に五輪から外れた野球とソフトボールを1つとした『野球・ソフトボール』、 初開催を狙っていた『スカッシュ』の3競技でした。 そして現地時間8日(日本時間9日)のIOC総会2日目で投票が行われ、 レスリング:49票 野球・ソフトボール:24票 スカッシュ:22票 となり、IOC委員有効投票数95票の過半数を超えたことで、 レスリングの残留が決定しました! なおレスリングは2024年にも行われることが合わせて決定されました。 ナショナルトレーニングセンターで合宿中だった、ロンドン五輪金メダリストの 吉田沙保里・伊調馨・米満達弘の各選手もIOC総会の中継を見ており、 レスリング残留が決定した瞬間、喜びの表情を見せていました。 特に吉田選手は、 「残ることができて嬉しい。 子供達の夢がつながったと思うのと同時に、 東京まで頑張りたいという気持ちでいます!」と、 7年後の東京五輪まで現役を続ける意思を表明しました。 一方、惜しくも五輪復活とはならなかった野球・ソフトボールについては、 複数のIOC委員から東京での開催に含みを持たせる発言が出ており、 ひょっとしたら野球・ソフトボール復活の可能性も残っています。 日本で開催されるわけですので、東京ドームのように整った設備もあることから、 ロビー活動次第では逆転復活もありうるかもしれませんね。 逆に今回の東京五輪招致をひたすら邪魔した某国の発祥である、テで始まる競技は、 とっとと除外してもらいたいと思います。 むしろその某国自体もIOCから恒久的に除名・追放した方が、 今後の五輪を円滑に開催できるのではないかと思います。 東京での五輪開催とレスリングの残留決定は二重の喜びとなりました。 あとは優秀なレスリング選手が日本から出てきて メダル獲得記録を次のリオデジャネイロでも継続した状態で 東京でも日本の選手が活躍してくれることを願っています。 それでは、これにて失礼。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年09月09日 07時21分53秒
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