テーマ:航空業界(1760)
カテゴリ:最近のニュースより
昨日18日の18時39分ごろ、成田空港を出発して福岡空港に向かっていた
ジェットスター・ジャパン139便が、 燃料不足のため緊急着陸を福岡空港の管制塔に要請し、 18時56分ごろに緊急着陸しました。 ケガ人は1人もいなかったそうです。 ジェットスター社によると、福岡空港の管制塔から 別の航空機のエンジンに鳥が入るというトラブルがあったため 上空で待機するように待機するよう求められていましたが、 燃料切れになる可能性があったため緊急着陸を要請したとのことです。 なお結局燃料不足にはならなかったそうです。 ただ、この問題はジェットスター社だけの問題では無いような気がします。 夕方の福岡空港はラッシュアワーのようなあわただしさであり、 18時台だけでも、 ・羽田行き:4社4便 ・成田行き:3社3便 ・他、中部・関西・対馬・沖縄・宮崎・静岡・松山行き各1便 ・国際線2便(台北・ソウル行き) と、合計16本の離陸があり、 さらに着陸(予定)が19本(国内線15本・国際線4本)もあり、 1本しかない滑走路でこれだけ捌く必要がありました。 その中でトラブルによって滑走路が使えなくなると 国内線大手でも到着が遅れるのではないかと思います。 将来的には滑走路の増設が予定されている福岡空港ですが、 夕方ラッシュ時の混み具合はそんなにすぐには解消されません。 (福岡空港に到着したジェットスター機。9月10日撮影。) 国内線大手も国際線もLCCも福岡空港に集中してしまっては、 今回のような滑走路トラブルによる閉鎖が起こった時の対応も難しいと思います。 またこれによってLCCの出発が遅れ、22時を過ぎると飛べなくなってしまい、 (滑走路の使用時間帯は7時から22時までとなっているため。) 機材の少ないLCCにとっては翌日の他の便にも影響が出る形となります。 LCC各社が東京側の空港を都心から離れた成田にしているのであれば、 福岡側の空港を北九州空港に変えるなどして分散してはいかがかと思います。 北九州空港は福岡からの距離はありますが、24時間運用可能ですので、 機材繰りができずに翌日の他の便に影響を与えることはありません。 今回の件は福岡空港が抱える問題が如実に出てしまったような気がします。 LCCが相次いで就航していますが、定時到着率や就航率を高めたいのであれば、 福岡側の空港を北九州空港にするなど、工夫をしてはどうかと思います。 それでは、これにて失礼。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年09月19日 05時46分08秒
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