テーマ:鉄道雑談(1542)
カテゴリ:九州の話題
JR九州は5月16日、唐池恒二・現社長が代表権のある会長に就き、
後任の5代目社長として青柳俊彦専務が昇格する人事を固めました。 なお、石原進・現会長は相談役に退くそうです。 この人事は閣議の了承を経て6月に行われる株主総会後の取締役会で正式に決定します。 青柳氏は鉄道一筋の技術畑出身で、安全推進部長や企画部長などを歴任し、 現在は鉄道事業本部長を務めています。 技術畑出身の社長は初代の石井幸孝氏以来となります。 この背景には株式上場を見据えた鉄道事業の立て直しが 狙いであるという見方がなされているようです。 初代社長の石井氏が水戸岡鋭治氏をデザイナーに迎えて 787系『つばめ』、883系『ソニック』などの魅力あるデザインの車両を世に出し、 現在まで九州新幹線800系や『ななつ星in九州』といった車両が次々と生まれる礎を築きました。 青柳氏は鉄道部門の責任者として九州新幹線や多くの観光列車の運行に携わって来ました。 今後は赤字ローカル線を抱えるJR九州の鉄道事業でいかに黒字化を図って 悲願の株式上場を実現させるかということで、手腕が試されることになります。 JR九州では九州新幹線並行在来線である鹿児島本線八代~川内間を除くと、 最後に路線を廃止したのは1989年の宮田線までさかのぼります。 新体制では20数年ぶりの路線廃止が行われるのか、 新たな観光列車の導入などで収支回復を図るのか、気になるところですね。 個人的には観光や長距離の利用者だけでなく、近距離の利用者にもやさしい鉄道を 目指すことで収益の改善を図ってもらいたいと思います。 それでは、今日はここまで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年05月17日 20時38分28秒
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