テーマ:ニュース(100033)
カテゴリ:九州の話題
5月29日午前9時59分頃、鹿児島県屋久島町の一部である
口永良部島(くちのえらぶじま)の新岳(しんだけ)で、 爆発的噴火が起こりました。 噴煙は火口から9000m以上に達しただけでなく、 火砕流が発生して島の各方向に流れ、一部は海岸まで達しました。 気象庁は口永良部島に対して噴火警報を発表し、5段階ある噴火警戒レベルを 『3(入山規制)』から『5(避難)』に引き上げました。 『5』が発令されたのは2007年に噴火警戒レベルを導入して以来初めてのことです。 (規模としては1991年の雲仙普賢岳の大火砕流発生時とほぼ同等。) ちなみに昨年の御嶽山噴火は『3』、先日活発化した箱根山は『2』です。 屋久島町では29日午前10時20分に全島民に避難指示を出し、 住民や観光客を合わせた137人全員がフェリーなどで屋久島に避難しました。 口永良部島は昨年34年ぶりに噴火が観測され、それを受けて防災訓練が行われたり、 避難場所や避難経路を実情に合わせて変更するなどして、 今回のような大規模な噴火に備えていたそうです。 そのため、今回の噴火による犠牲者は1人もいませんでした。 今日になって最初の噴火から連続していた噴火活動が一時的に止まりましたが、 噴火警戒レベルは『5』のままであり、避難生活が長期化する可能性があります。 噴火活動が少しでも早く鎮静化し、口永良部島の方々が元の生活に戻れる日が 1日でも早く訪れることを願っています。 それでは、これにて失礼。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年05月30日 14時04分23秒
[九州の話題] カテゴリの最新記事
|
|