九州出身者がつくる九州情報館。

熊本地震が発生してからもうすぐ2年を迎えようとしています。
この地震の影響で豊肥本線の立野駅と南阿蘇の高森駅を結ぶ
第三セクターの南阿蘇鉄道は大きな被害を受けました。

地震発生から約3ヶ月後に中松～高森間が復旧したものの、
立野～中松間は橋やトンネルが大きな被害を受けたため、現在も不通が続いています。

南阿蘇鉄道の復旧にあたっては、大規模災害復興法で定義する
特定大規模災害で被災した鉄道事業者に対する、
復旧費用の大半を補助する新制度が初めて適用されました。

これは全体で約70億円かかる復旧費用のうち、補助率の引上げ等によって
約97％を国が負担することで地元の負担が軽減される制度です。
制度適用のおかげで今月3日に復旧工事の着工式が行われました。

全線復旧の目標は2022年度だそうです。
地元住民の生活の足として、また国内外から南阿蘇を訪れる観光客の利便性向上のため、
南阿蘇鉄道が早く復旧してもらいたいと思います。

それでは、今日はここまで。