テーマ:相撲(1569)
カテゴリ:プロレス、格闘技、大相撲
一年納めの場所となる大相撲九州場所(十一月場所)は、
14日目にそれまで1敗でトップだった小結・貴景勝(千賀ノ浦)が ただ1人2敗だった大関・高安(田子ノ浦)に敗れ、 2人が2敗で並ぶことになりました。 今日の千秋楽の結果次第では優勝決定戦の可能性もありました。 まずは貴景勝が錦木(伊勢ノ海)に勝ち、支度部屋に戻って優勝決定戦に控えていました。 しかし高安が関脇・御嶽海(出羽海)に敗れてしまい、 この瞬間に貴景勝の初優勝が決まりました! 秋場所終了後に師匠・貴乃花親方が相撲協会を退職したことで、 それまで所属していた貴乃花部屋が消滅してしまい、 所属していた貴景勝らは貴乃花親方の兄弟子・隆三杉が親方を務める 千賀ノ浦部屋に移籍することになりました。 環境が変わった中ですぐ優勝するというのは大変だったと思います。 貴景勝は22歳3か月で初優勝という事で、 これは年6場所制となった1958年以降では史上6位、 初土俵からの所要26場所は元横綱・曙に並ぶ史上4位タイの記録です。 また、小結での幕内優勝は9例目となりました。 平成に入ってから小結で優勝した力士はこれで4人目となりました。 他の3人は奇しくも師匠である元貴乃花親方(当時貴花田)と 若乃花(当時若花田、現・虎上さん)、魁皇(現・浅香山親方)の同期3人です。 優勝インタビューで貴景勝は父親や兄弟子たちに感謝していましたが、 やはり相撲界に入った時の最初の師匠である 元貴乃花親方に最もその気持ちを伝えたかったと思います。 おそらくハ○理事長あたりが『貴乃花』と一言も言ってはいけないとか、 もし口にしたら強制的に廃業させるとか脅して言わせなかったと思いますが、 元貴乃花親方も貴景勝の初優勝を喜んでいるに違いありません。 これで九州場所は元貴乃花親方にとってさらに忘れられない場所になったと思います。 1994年は双葉山以来史上2例目の2場所連続全勝優勝で横綱昇進を決めた場所で、 翌年は実兄・若乃花と唯一の同部屋兄弟力士対決がありました。 そして昨年、元日馬富士による弟子・貴ノ岩暴行事件発覚も九州場所中でしたが、 ちょうど1年後に自分が育てた弟子が初めて優勝したわけですからね。 平成最後の九州場所が終わりましたが、特にこの1年は大相撲で色々なことがありました。 来年は貴景勝のような新ヒーローが(日本人の中から)出てきてもらいたいですね。 それでは、今日はここまで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年11月25日 19時25分39秒
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