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先日ソフトバンクホークスから来季の契約を結ばない旨の通告、
いわゆる戦力外通告を受けていた高谷裕亮捕手が
現役引退することが球団から発表されました。


高谷は2006年の大社ドラフト3位でホークスに指名されてプロ入りし、
翌年1年目からマスクをかぶって2年目には正捕手になりましたが、
田上、山崎、細川、鶴岡、甲斐ら同じチーム内の歴代ライバルの後塵を拝し、
『2番手捕手・控え捕手』として長年にわたりチームに貢献しました。
2011年のリーグ優勝時、胴上げに際して親会社であるソフトバンク
（当時ソフトバンクテレコム）のCMキャラクターである
お父さん犬のぬいぐるみを胴上げしている姿が印象に残り、
『お父さん犬世話係』としてもファンから親しまれていました。


しかし古傷の左膝の状態が悪化して昨年手術し、
膝にたまった水を抜く間隔が開幕時は2週間に1回だったのが、
終盤には毎週行わなければならないほどになり、高谷本人によると
「今年だけでもワインボトル1本分は水を抜いた。」そうです。

そして先日戦力外通告と同時にコーチ就任を打診され、
「まだ整理できてない部分がある。」
として回答を保留していましたが、今日になって現役引退を決断しました。

なお高谷は明日引退会見を行う予定ですが、
ホークス一筋で15年も活躍した選手ですので、
できればファンの前でセレモニーを開いてもらいたかったですね。
来季からの詳細なポストは発表されていませんが、
おそらく二軍バッテリーコーチに就任するのではと言われています。

高谷には正捕手の甲斐に続いて安定した活躍をする若い捕手を育ててもらい、
さらにチームに貢献してもらいたいと思います。
それでは、今日はここまで。