テーマ:航空業界(1762)
カテゴリ:九州の話題
九州の玄関口である福岡空港は福岡市の市街地の中にあり、
博多駅まで地下鉄で5分という高い利便性を誇っていますが、 それと引き換えに離着陸が7時~22時に限定されています。 昨年2月に機材繰りが原因で約90分遅れで羽田空港を出発した 福岡空港行き日本航空(JAL)機が22時の『門限』に間に合わず、 福岡到着直前に羽田へ引き返すという出来事を受け、 JALでは『門限』に間に合わなかった場合、同じ福岡県内にある24時間運用可能な 北九州空港に行き先を変更する運用に変更し、 これまでに実際5回行き先の変更が行われました。 一方全日空(ANA)でも昨年12月から福岡空港の『門限』に間に合わなかった場合、 到着後の機体誘導や貨物の積み下ろしといった地上業務、 乗客の移動などへの協力態勢が確保できた場合に限り、 北九州行きの臨時便に振り替えて運航する運用に切り替えました。 そして3月19日の夜、定刻であれば19時に羽田を出発して 21時に福岡に到着予定だったANA269便が、 機材調整のために『門限』に間に合わない見通しとなり、 ANAとしては初めて北九州空港行きの臨時便を運航しました。 ANA269便は当初約470人が予約していましたが、 実際に臨時便に振り替えたのは約270人でした。 22時16分に羽田空港を出発した臨時便は20日0時過ぎに北九州空港に到着し、 乗客はANAが手配したバスに乗車して福岡市内まで向かったそうです。 臨時便に携わったANA、空港関係者、バス業者の皆様には感謝の言葉しかありません。 今後も『門限』に間に合わないケースがJAL・ANAともに出てくると思いますが、 受け入れ態勢の拡充や行き先変更の決断の迅速化などが進むとよいですね。 それでは、今日はここまで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月21日 22時26分18秒
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