テーマ:ニュース(99731)
カテゴリ:九州の話題
鹿児島にある老舗百貨店の山形屋(やまかたや)が、
経営悪化により金融機関の支援を受けて経営再建に着手することが明らかになりました。 (山形屋百貨店、2011年11月撮影) 近年、鹿児島市内ではアミュプラザなど大型商業施設が進出したことで、 山形屋ではそうしたライバルとの競争の激化や耐震工事などの設備投資に加えて、 新型コロナの影響が重なり経営が悪化していたということです。 山形屋グループは去年12月28日、収益性の確保と資本強化などを目的として、 私的整理である『事業再生ADR』の手続きを申請したということです。 今後は一般社団法人事業再生実務家協会の関与のもと、 金融機関などと債権整理などを行う予定です。 なお負債総額は約360億円で、債権を持つ金融機関は17社です。 すでに債権者の金融機関に事業再生計画を提出しており、 メインバンクである鹿児島銀行から役員を受け入れたり、 経営層の報酬を全額カットすることなどが盛り込まれています。 なお、宮崎山形屋(宮崎市)などを含めた 各店舗の営業は継続されるそうで、 お客様や取引先様に影響が及ぶものではないそうです。 ここ数年、全国各地で百貨店の閉鎖が相次ぎ、中には百貨店が1つもない県もありますが、 先日経営再建を表明した佐賀玉屋とともに、山形屋にも頑張ってもらいたいですね。 それでは、今日はここまで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年05月10日 23時38分32秒
[九州の話題] カテゴリの最新記事
|
|