テーマ:鉄道雑談(1540)
カテゴリ:九州の話題
JR九州は昨日19日、国土交通省に運賃の値上げを申請しました。
消費税の増税を理由としない値上げの申請はJR四国やJR北海道と同時に、 本州3社と異なる運賃となる値上げを申請した1996年以来29年ぶりとなります。 具体的な内容ですが、運賃は平均14.6%引き上げとなり、 初乗り運賃は170円から200円になります。 また、通勤定期運賃は割引率が下がるため、 実質平均30.3%の大幅値上げとなります。 なお、通学定期については割引率を変えないため平均16.0%の値上げとなります。 九州新幹線の特急料金は平均12.4%の引き上げとなります。 指定席特急料金の具体的な値上げ内容は以下の通りです。 博多~熊本間:3060円から3420円 博多~鹿児島中央間:5030円から5680円 ただし、西九州新幹線は開業してあまり時間が経っていないことから、 利用定着を優先して特急料金は据え置きとなり、 運賃分の値上げのみとなります。 その他在来線特急料金・グリーン料金・座席指定料金も 改定前から据え置きとなります。 JR九州の古宮洋二社長は昨日行われた会見で、 「『安全への設備投資』『物価の上昇』 『災害時の対応』『人件費の上昇』。 この大きな4つを考えると、今回の値上げをお願いしなければ、 鉄道運営は苦しいと思っています。」 と値上げに至った経緯を説明しました。 本州3社と比較すると三島会社の経営は厳しいことは、 国鉄分割民営化を議論する時点から言われてきたことですが、 今回は様々な社会情勢が絡んできたことも値上げの要因であると思えます。 また、そもそも気軽に自家用車に乗れる状態となっているのが、 公共交通機関の衰退の直接的原因だと断言しますので、 福岡県:自家用車1台あたり年間1万円 その他九州6県:自家用車1台あたり年間2万円の 特別地方自動車税を課して、 これを公共交通機関を維持するための財源に充てるべきだと思います。 それでは、今日はここまで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年07月20日 22時35分04秒
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