|
テーマ:日々自然観察(9889)
カテゴリ:海外のトピックス(和訳)
植物は
じっとそこに動かないまま 草食性の生き物から 自分の身を守らなければならない。 その防衛戦略は多様で 硬くてつるつるした葉を持つ、トゲや毛を持つなどの物理的戦略 毒を持つ、ゴムのような樹液を分泌するなどの化学的戦略 それから・・傷つきやすい大切な新葉を守るためのいろんな工夫・・ なかには もう食べるとこなんかありませんよ~と言わんばかりの穴だらけの葉 しおれちゃってます~のふりをするオジギソウ ・・などなど、オリジナリティにあふれる植物も。 ちなみに・・ 新葉を出す際の工夫は、こ~んなにいろいろ。 ↓ ・昆虫が少ない時期を選ぶ ・草食動物に食べられても葉が残るよう、一度にたくさん。 ・草食動物の大群を引き付けてしまう事がないように定期的に少しずつ。 ・すべての葉を落として草食動物たちを遠ざけておいてから、すばやく新葉を出す。 ・赤や白の新葉(葉緑素を持たないことで草食動物の目を逃れている) とまあ 動けない植物の 生き残るための知恵には ほんとに、びっくり、脱帽ですね~。 で 6月19日配信のBBC-Earth News に 「The plant that pretends to be ill」のタイトルで 植物の防衛戦略に関するおもしろい記事を見つけたので ご紹介させてくださいな(*^-^*) ----- ( 原文 ) ハモグリガにダメージを受けた葉(左)と、そのふりをした葉 (右)BBC Earth Newsより転載 A plant that pretends to be ill has been found growing in the rainforests of Ecuador. The plants feigns sickness to stop it being attacked by insect pests known as mining moths, which would otherwise eat its healthy leaves. It is the first known example of a plant that mimics being ill, and could also explain a common pattern seen on plant leaves known as variegation. The discovery is published in the journal Evolutionary Ecology. Variegation is familiar to gardeners and affects many species of plant. Variegated plants have different coloured patterns on the leaf surface, produced by a variety of causes. One of the most common is when cells in the leaf lose chlorophyll and their ability to photosynthesise, appearing white. In theory, plants with variegated leaves should be at a disadvantage, because of this restricted ability to photosynthesise. But a chance discovery by a team of botanists suggests this may not be true after all. Instead, some variegated plants may be mimicking illness to avoid being eaten, putting themselves at an advantage. Sigrid Liede-Schumann and colleagues Ulf Soltau and Stefan Dotterl of the University of Bayreuth in Germany were studying understory plants in the forest of southern Ecuador, when they noticed that the plain green leaves of a plant known as Caladium steudneriifolium were far more frequently damaged by mining moths than those of variegated leaves of the same species nearby. ( 和訳 ) エクアドルの熱帯雨林で病気のふりをする植物が見つかった この植物は、葉を食べる ”ハモグリガ” という害虫から身を守るために、 病気のふりをする。 病気の葉に擬態する植物の実例が見つかったのは初めてであり、 斑入り植物に見られる模様についても説明できるかもしれない。 この発見は、the journal Evolutionary Ecology誌に発表された。 斑入りの葉は多くの種で見られ、園芸家にはよく知られている。 いろいろな色模様の斑入りの植物があり、その原因は多様であるが、 最もよく知られているのは、葉の細胞が葉緑素を失い白く見えるもので、 白い部分は光合成能力も失われている。 斑入り植物は光合成能力が低下しているため生育も悪くなり、 理論的には不利であると考えられる。 しかし、植物学者チームの偶然の発見から、 ある種の斑入り植物は食害を防ぐために病気の擬態をすることで、 むしろ、優位に立っているであろうことがわかった。 バイロイト大学(ドイツ)のシグリッド・リード・シューマンらは、 南エクアドルの森の林床に生育する植物の研究をしていた時に、 カラジウムの1種(サトイモ科 学名:Caladium steudneriifolium)で、 斑入りの葉に比べて全体が緑色の葉の方が ハモグリガの幼虫による食害が顕著であることに気が付いた。 ( つづく ) 訳責 :かほ(*^-^*) ◆ランキング参加中。ポチッとクリックして下さったらうれしいな(*^-^*)
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[海外のトピックス(和訳)] カテゴリの最新記事
たまには仮病を使いたくなるときもありますが、植物の仮病なんて面白いですね。
生物は知恵があるんですね。 ハモグリガは騙されやすいいい奴?なんだ(*≧ω’) (June 27, 2009 12:40:33 AM)
植物って
ひとつひとつの色・形・しぐさ 意味があるんだね~ 生命力のたくましさ あっぱれ! 人間の仮病も けっこう 命にかかわる部分の自衛策・・かも! たとえば 学校行かなかったから 交通事故に遭わずに済んだ とか プールに入らなかったから 事故を避けられた とかネ。。 (June 27, 2009 04:55:35 AM)
おはよう
またたびの葉も今時は半分白い 知恵ですねえ ところがこの葉っぱ20枚で二千円弱で売っているんですよ 猫の疲労回復だって 知らないとはいえ商売は何処にでもごろごろ転がっていますね 動物と人間と植物の関係もすごいですよ 牛や馬は冬以外自然放牧するところは広くて標高差もあるところ どうしてかというと標高差違うと生えてる植物が違う 違うというと栄養も多岐にわたることで平均した栄養が取れる。それに利口なのはけっして毒の草は食べない しかし時期や身体の調子によって毒草も食べる その毒草は人間と必ずしも一致しない それから人間が付いて移動する場合は、これも季節ごとに違う場所に行く それは植物を絶やさないためと 栄養が偏らないためです (June 27, 2009 07:34:05 AM)
今日の写真見なけりゃよかったなあと こういうのとっても弱いんです 体がかゆくなってきました ああ どうか気にはなさらないで下さい こんなか弱いkey-sanのことは 無視してください! 虫・・・・・・?! (June 27, 2009 10:53:04 AM)
>たまには仮病を使いたくなるときもありますが、植物の仮病なんて面白いですね。
あはっ あります、あります。 仮病をつかいたくなる時~。 >生物は知恵があるんですね。 ほんとにすごいです。 自然は 知れば知るほどおもしろくなります。 ・・ってことは これから もっともっとずっとずっとおもしろくなって もっともっとずっとずっと好きになる ってことです~~(*^-^*) >ハモグリガは騙されやすいいい奴?なんだ(*≧ω’) うふふ そう考えるの、好きだなぁー(*^-^*) (June 28, 2009 02:05:32 AM)
>へーーーーっ
>植物って >ひとつひとつの色・形・しぐさ >意味があるんだね~ >生命力のたくましさ >あっぱれ! すごいよね。 植物は、どこで考えるんだろー?? >人間の仮病も >けっこう >命にかかわる部分の自衛策・・かも! >たとえば >学校行かなかったから >交通事故に遭わずに済んだ >とか >プールに入らなかったから >事故を避けられた >とかネ。。 うんうん! そうかもしれないねー。 損したと思ったら 実は 得してたとか 助けられてたとか・・。 ぜーったい、そういうの、あると思うの~。 (June 28, 2009 02:09:04 AM)
>またたびの葉も今時は半分白い
>知恵ですねえ またたびの白い葉も不思議・・ おもしろいですねー。 >ところがこの葉っぱ20枚で二千円弱で売っているんですよ >猫の疲労回復だって ええ~っ、20枚2000円弱ですかぁ? 猫用に? うーん、買ってくれる人いるのかしら?? >知らないとはいえ商売は何処にでもごろごろ転がっていますね そうなんですねー。 私も見つけたい(笑) >動物と人間と植物の関係もすごいですよ >牛や馬は冬以外自然放牧するところは広くて標高差もあるところ >どうしてかというと標高差違うと生えてる植物が違う >違うというと栄養も多岐にわたることで平均した栄養が取れる。それに利口なのはけっして毒の草は食べない しかし時期や身体の調子によって毒草も食べる >その毒草は人間と必ずしも一致しない > >それから人間が付いて移動する場合は、これも季節ごとに違う場所に行く それは植物を絶やさないためと >栄養が偏らないためです ああ、そうなんですね。 自然放牧も 人が連れて行くのも ほんとにうまく自然を利用してるんですね。 そういうふうに 自然を知って 自然の恵みを上手に分けてもらって 自然に感謝しながら 自然とうまくやってくことは だんだん少なくなってきてるんでしょう? ものすごく大切なことですよねぇ。 いっぱい教えてください~~。 (June 28, 2009 02:26:45 AM)
>今日の写真見なけりゃよかったなあと
>こういうのとっても弱いんです >体がかゆくなってきました あわわ・・・ ごめんごめんです。 弱いのね、こういうの。 虫も苦手? 次にこういうの出す時は 注意報入れますね(*^-^*) >ああ >どうか気にはなさらないで下さい >こんなか弱いkey-sanのことは >無視してください! >虫・・・・・・?! わはは! 無視、で 虫 思い出しちゃった~~? やっぱ、虫、苦手なのね(^^;) か弱いkey-san 守ってあげるね(*^-^*) (June 28, 2009 02:31:17 AM)
>やっぱ!
>生きてる! >頭いい!植物って! >かわいがってあげます! うんうん! 植物は語らないし動かないけど コミュニケーションをとったり 考えたりしてる。 すごいよねーー。 植物に教えられること、た~くさん(*^-^*) あ、植物の声が聞こえる人、いらしたんだわ~~。 聞く耳を持ってる人には 語りかけてくれるんだねー。 (June 28, 2009 02:34:44 AM) |