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カテゴリ:疾病
![]() 「災難は忘れた頃にやってくる」と昔から言うが、病もいつ襲ってくるか分からない。 止むを得ないものもあるが、生活習慣病など予防の出来るものはした方がよい。 健康志向など日頃の心掛けひとつで変わって来る。 喫煙などはもっての他、論外の行為だろう。
東京都の会社員A子さん(56)は、1992年、不正出血が続き、子宮がんと診断された。手術を受け、3年間、定期検査に通った後、医師から「完治しました。もう来なくていいですよ」と言われた。 だが、手術から8年たった2000年秋、右足首のむくみに気づいた。仕事が忙しく、痛みもないので、そのままにしていたが、むくみは徐々に両足全体に広がった。足が重い。 血液の循環が悪いのかと思い、大学病院で検査を受けたが、心臓は正常。それでも、足のむくみはさらに悪化し、ズボンや靴がはけなくなった。 02年、4軒目の病院で、ようやく診断がついた。皮膚の表面と筋肉との間(皮下組織)に、細胞から出た体液が過剰にたまる「リンパ浮腫(ふしゅ)」だった。 体液の一部は、全身に張り巡らされたリンパ管に吸収され、足の付け根や腹部などにあるリンパ節で老廃物が除去されてから、静脈に戻る。だが、がんの手術でリンパ節を切除したり、放射線治療でリンパ節やリンパ管が傷ついたりすると、リンパ液がたまってむくみが起きる。手術後10年以上たって発症することも珍しくない。 診断の際、「過去に手術を受けましたか」と聞かれても、すぐに思い出せないほど、子宮がんを患ったことすら忘れていたA子さん。「がん手術の際、リンパ節をとったことも、その影響も説明されなかった。まさかこんな後遺症が起きるなんて」。ショックは大きかった。 「リンパ浮腫は一生つき合う慢性の病気です」という医師の言葉が、追い打ちをかけた。 今は月2回、マッサージ師が治療を行う後藤学園付属リンパ浮腫治療室(東京・大田区)に通い、リンパ液の流れを良くするマッサージや、治療用の弾性包帯を巻く治療を受ける。 浮腫の度合いは改善したが、それでも、右足の付け根の周囲は70センチ。パンツスーツは着られず、くるぶしまでの長いスカートや、テープで着脱する布製の靴をはく。趣味のスキーやダイビングも、サイズの合うウエアがなく、やめた。 むくみを悪化させないためには、足を高くして横になるなど時折、足を休ませることが重要だ。だが、徹夜の立ち仕事が続いたり、急な打ち合わせで治療室に通えなかったりすると、症状がひどくなる。 「変な靴をはいているわね」「その足、どうしたの」--かつてはそんな言葉に傷ついたが、今は「実はね」と切り出す。 「私のように突然、リンパ浮腫を発症し、悩む人は少なくない。つらい症状が理解されず、『怠けているのでは』と誤解されることもあります。まず家族や職場の身近な人にリンパ浮腫を知ってもらうことが大切」とA子さんは話す。 リンパ浮腫 原因が明らかでないケースもあるが、8割は手術や放射線治療が原因で起こる。女性は子宮がんや乳がん、男性は前立腺がんや陰茎がんの後遺症が多い。国内の患者数は10万人以上といわれる。 [出典:読売新聞]お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月07日 04時53分15秒
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