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カテゴリ:疾病
持病の合併症が起こる可能性に注意し、その予防方法を学習することは重要である。 疾病は一度なってからよりもならないようにする予防医学の重要性が近年言われている。 我々は、積極的に医学・薬学知識を勉強し、自分の身体の状況を常に注意して、ベストコンディションで人生を楽しむようにするべきである。 北村さん(右から2人目)や患者仲間と予防対策について話す綿谷さん(左端)=九州中央病院リンパ浮腫センターで 「今度、リンパ浮腫の講習会に参加しませんか」 2004年春、福岡市の綿谷カズ子さん(64)は、主治医の九州中央病院(同市)乳腺外科部長、北村薫さんに声をかけられた。講習会は、リンパ浮腫(ふしゅ)の予防や症状改善が目的だった。 左の乳房にがんが見つかり、がんの周囲を切除して、乳房は温存する手術を受けた。その際、左わきのリンパ節に転移があり、切除した。 手術に先立ち、後にリンパ浮腫が起こる可能性も聞いてはいた。その時は、がんである事実を受け止めるのに精いっぱいで、後遺症を気にする余裕はなかった。 だが、手術後、1か月間の放射線治療も終わり、本格的に家事を再開すると、左腕の変化に気づいた。以前なら楽に持てたお皿一枚が、どうも重たく感じる。 わきのリンパ節をとった影響かもしれない。そう考え、講習会参加を決めた。 講習会では、リンパ浮腫予防のポイントを聞いた。〈1〉重い荷物を持つなど腕への負担を避ける〈2〉リンパの流れを保つため、太らないようにする〈3〉日々のマッサージやストレッチを心がける〈4〉炎症のきっかけになるので、虫さされなどに気をつける--といった日常生活でのセルフケア(自己管理)が有効という。 「自分にも、リンパ浮腫が起こりうる」と強く意識した綿谷さん。続くマッサージやストレッチの実習にも力が入った。 乳がん手術から3年。今も、講習会で学んだセルフケアを続けている。 車の運転をやめ、なるべく歩くようにした。買い物などの際は、左手を使わず、片手で引いて持ち運ぶキャリーバッグを使う。虫さされを防ぐため、夏場も長袖の上着を身につける。 現在、むくみの兆候はないが、入浴時に、両腕の太さに違いがないか確かめ、マッサージする。ひじから肩、手首からひじに向け、指を滑らせるように行う。 同病院は2003年9月にリンパ浮腫センターを開設、マッサージや運動療法を行い、講習会を開く。 センター長も務める北村さんは「浮腫の予防には、がんの手術前後にセルフケアを学び、実践することが欠かせない」と強調する。 セルフケアで、自分の腕や足の変化に敏感になり、浮腫の早期発見にも役立つ。軽症のうちに治療すれば、弾性包帯を巻かずに済むなど負担も軽くなるし、症状も改善しやすい。 だが、多くの医療機関では、リンパ浮腫の治療体制が不十分で、予防の指導まで手が回らない。がん手術などを受けた患者が、リンパ浮腫の予防や対処のため、正しいセルフケアを習得できる体制の充実が望まれる。 リンパ浮腫の初期症状 目で見て腫れがわからない段階でも、患部(腕や足)のこわばりや重みのほか、指輪や靴がきつくなるなどのサインが表れることが多い。 [出典:読売新聞]お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月10日 05時47分33秒
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