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カテゴリ:疾病
現代医療は、通り一遍の治療をする以外の応用性に欠けている。 医者も治療の向上を図る努力はするが患者の立場に立って考えていない。 患者の各症状は勿論のこと、精神的、経済的な悩みに対して、相談にのってあげる専門家が必要ではあるまいか。 弾性ストッキングを手にリンパ浮腫とつき合う苦労を語る小西さん(東京都内で) 東京都の会社員小西美佳さん(41)は、1994年に受けた子宮がん手術の後遺症で、両足がむくむリンパ浮腫(ふしゅ)が起きた。 朝、目が覚めるとまず、治療用の弾性ストッキングを2枚重ねてはく。圧迫する力が通常のストッキングの数倍あり伸びにくく、はくのに10分以上かかる。浮腫の悪化を防ぐため、就寝時以外は着用する。 入浴後、つい素足のまま洗濯物を干し、食器を洗ったことがあった。20分ほどの間だったが、足の指がふくれ、くるぶしが腫れた。あわててマッサージしたが、翌朝もむくみがひかず、靴をはくのが大変だった。 「もう体の一部。これのおかげで靴をはいて仕事にもいける」という弾性ストッキング。だが、家計を圧迫してもいる。 既製品は1足1万~2万円、自分のサイズに合う特注品は3万~4万円する。耐用期間は半年ほどだ。保険はきかず自己負担になる。既製品と特注品を組み合わせて使う小西さんは、ストッキング代だけで年10万円余かかる。腕のリンパ浮腫患者が使う弾性スリーブや、弾性包帯も自費だ。 セラピストからマッサージを受けると、むくみがひくことを実感するが、これも自費。1回8000円の出費は痛く、年1回で我慢している。 現在、リンパ浮腫治療に関する費用はすべて保険の対象外だ。患者会や市民団体が保険適用を求める署名運動を行っている。 関係学会も厚生労働省に弾性ストッキングなどの保険適用を申請してきたが、「有効性や安全性を評価するデータが十分にない」などとして見送られている。 保険がきかないと、患者に経済的負担を強いるだけではない。浮腫治療の普及や医療従事者の理解を阻む原因にもなっている。 患者会「あすなろ会」副会長の東厚子さんは「適切に治療すれば症状緩和や悪化防止につながるのに、医師から『治療法はない』と言われた、という患者は少なくない」と指摘する。 小西さんも96年ごろ、左足がむくみ始めた時、主治医に訴えたが、「仕方ない。無理せず、足を高くして寝なさい」と言われただけだった。 2001年、旅先で全身マッサージを受けた。体重をかけて、もみほぐされた直後、症状がなかった右足も真っ赤に腫れ、浮腫が起きてしまった。その後、患者会の講演会で、こうした強いマッサージは、かえってリンパ浮腫の誘因になることを知った。 「リンパ浮腫は、命にかかわらないからと軽視されているのではないでしょうか。一生つき合うつらい病気であることを理解してほしい」。小西さんの思いだ。(中島久美子) リンパ浮腫の主な患者会 あすなろ会(大阪)(電)072・469・4190(月、水、金曜午前10時~午後4時、午後9~11時) 同(東京)(電)03・5284・6072(平日午後8~10時) リンパの会(東京)(電)03・3355・5657(火、金曜の午後) [出典:読売新聞]お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月12日 06時13分28秒
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