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カテゴリ:疾病
![]() どんな優れた栄養剤が出来ても自然の食事に勝るものはない。 口から食べられない患者に対して食事を摂取する方法として胃ろうがある。 食事内容は管理栄養士の腕の見せ所である。 アメリカの進んだ栄養学を取り入れ、早期に患者支援をする必要がある。 ![]() 脳梗塞(こうそく)で高知市内の病院に入院していた男性(74)は先月初旬、肺炎をこじらせ、救急車で市内の近森病院に運ばれた。 まひで口から食事が取れず、前の病院で、おなかに小さな穴を開けて胃に管を差し栄養剤を入れる胃ろうを着けた。しかし、下痢や嘔吐(おうと)がひどく、栄養剤が逆流し気管に入っては、肺炎を繰り返していた。 集中治療室で抗菌薬や栄養の点滴を受け、肺炎は治まった。だが、点滴だけでは栄養不足を招き、感染症の危険も高まる。何より自宅復帰には、胃ろうからの栄養剤に戻し、いずれは口から食事が取れるようにしたい。 入院5日目、主治医は、胃ろうからの栄養に切り替えるよう管理栄養士の佐藤亮介さんに依頼した。同病院では、9人の管理栄養士がそれぞれ担当の診療科に常駐。佐藤さんは24床ある集中治療室の専任だ。 同病院は、集中治療室からの早期リハビリに積極的に取り組む。理学療法士も常駐し、ベッド上の患者の手足の関節が固まらないように動かしたり、立ち上がる介助をしたりする。院長の近森正幸さんは、「リハビリと栄養は、患者の寝たきりを防ぐ両輪」と話す。 胃ろうに使う栄養剤はドロドロの状態だが、成分や消化の程度によって種類がある。通常の栄養剤では、下痢や嘔吐が心配されたこの男性に佐藤さんは、消化程度が高い吸収の良いタイプを少量から始めた。逆流が起きないことを慎重に確認しながら、徐々に増量。1週間たち胃腸の働きが戻ったところで、普通の濃さに切り替えた。肺炎を起こすこともなく、集中治療室を出て、リハビリを続けている。 同病院栄養センター長で管理栄養士の宮沢靖さんによると、胃腸で吸収される栄養剤は、成分の違いなど100種類以上あるが、一般的な病院で使うのは3~4種類程度。これに対し同病院では患者の状態に応じて24種類を使い分けている。 宮沢さんは米国の大学病院で臨床栄養を学び、5年前に同病院に赴任。集中治療室での栄養補給はほぼ全員が静脈点滴だったのが、1年後には、中心を鼻からのチューブなどによる栄養剤に切り替えた。感染が減り、肺炎患者への抗菌薬が半減したほか、入院期間も1日以上短縮。いったん胃ろうになってから口からの食事に戻れた患者の割合も、以前の15%から28・5%へと倍近くに増えた。 「患者が口から食べられない治療早期からの栄養支援が、通常の食事への復帰につながる」と宮沢さんは強調する。 ■栄養支援による成果■ 読売新聞では栄養支援体制を持つ全国約400病院にアンケートを実施、効果についての主な自由記載は以下の通り。 ・点滴による栄養の減少、体に自然な経腸栄養の増加 ・入院日数の短縮 ・床ずれの発生の減少 ・院内感染の減少 ・患者の栄養状態の数値(血清アルブミン値)の改善 [出典:読売新聞]お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月14日 05時56分10秒
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