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カテゴリ:疾病
健常な時は、普通に歩けないなど考えてもみない。 装具を使って10分歩けた。 人間、そうなってみて初めて、自由に歩けることの素晴らしさを感じる。 健康であることの幸せをかみしめ、毎日、毎日を感謝の念を持って過ごさねばならない。 ロボット型歩行訓練器でリハビリを行う大浜さん(国立身体障害者リハビリテーションセンターで) リハビリをする姿は、まさにロボットだ。足に装着された最新型の歩行訓練装置が、なめらかな歩き方を体に覚え込ませる。 埼玉県所沢市の国立身体障害者リハビリテーションセンター。千葉県柏市の大学3年、大浜真(しん)さん(21)は週に4回、40分の歩行訓練を続ける。「以前は両足が突っ張って立つことも難しかったのに、歩行器で10分ほど歩けるようになった」と喜ぶ。 昨年5月、オートバイで帰宅途中に、バスの側面に衝突。首の骨を折って脊髄(せきずい)を損傷し、足が動かなくなった。 高校3年の時、2番打者、遊撃手として出場した夏の千葉県大会でベスト4に入った。大学進学後は、友人と草野球やテニスを楽しんだ。体を動かせなくなり、生きる希望を失いかけた。 だが、見舞いに来た友人たちに「生きているだけでも良かった」「おまえなら復帰できる」と励まされ、気持ちは前向きになった。 そんな時、国立身体障害者リハビリテーションセンターで、最新機器を使ったリハビリが試験的に行われていると聞き、昨年8月に転院した。 この装置はスイスで開発された「ロコマット(「移動」を意味するロコモーションからの造語)」。歩行訓練を繰り返し、切れかかった脊髄神経を再び働くようにすることが目的だ。自力では立てない患者をロープで持ち上げる牽引(けんいん)装置と、足の訓練装置から成る。 訓練装置は、股(また)と膝(ひざ)の関節の部分で曲がるようアーム型に作られており、患者の足の外側に装着する。 コンピューターが、その人にあった関節の曲げ方を算出して装置を動かし、歩行面が電動ベルトで動く「トレッドミル」上を患者が歩く。 歩行には、体のバランスを取りながら、股、膝を連動して動かす精密な動きが必要になる。これまでは、理学療法士が二人がかりで患者の訓練をしてきたが、同センター研究所神経筋系機能障害研究室長の中沢公孝(きみたか)さんは「人の手による訓練は重労働な上に、正しい歩き方を教えるのは難しかった」と話す。 この機器は欧米で100台以上が使われているが、高価なこともあり、国内では同センターが2005年10月に導入した1台しかない。まだ試験段階で、有効性のデータは不十分だ。 大浜さんは昨年9月、このリハビリを始めた。当初は膝が曲がらず、足も前に振り出せなかったが、今は膝が曲がるようになった。「友人たちと野球をしたい」と夢を語る。 ロコマットの効果 国立身体障害者リハビリテーションセンターでリハビリに使われたのは6例で、脊髄が完全には切断されていない患者2人には、足が前に振り出せるようになるなどの効果があった。一方、脊髄が完全に損傷した患者4人には効果がなかった。 [出典:読売新聞]お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月28日 05時24分08秒
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