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カテゴリ:疾病
小児がんではその後遺症を持病として持つ人も多い。 「障害」を抱えながらも、自立への闘いを繰り返している若い方々にエールを送りたい。 働きやすい職場で仕事に励む山下佳子さん(右)(千葉県柏市で) 高校時代、進路に悩んだ新潟県の平沢一郎さん(27)は、病院のソーシャルワーカーから小児がん経験者の会「フェロー・トゥモロー」を紹介された。 東京の集会で、同世代の参加者に悩みを打ち明けた。「言葉を尽くさなくても思いが伝わる」。初めての経験に感動し、患者の話を聞く仕事に興味を持った。 「ソーシャルワーカーになりたい」。神奈川県内の大学の社会福祉学科に進み、会にも頻繁に顔を出すようになった。そして再び、心境の変化が起こった。 会の仲間と受けた雑誌取材では、「大病を克服して頑張り続ける人」として描かれ、小児がん患者のキャンプでも、病気を克服した強い先輩としてふるまうよう周囲の期待を感じた。 そのような経験を重ねるうち、「小児がん経験者」のレッテルが重荷となり、同会の活動から遠ざかった。「病気を忘れたい」と思うようになり、選んだのが保育士の仕事だった。 保育園の採用試験では、病気のことは伏せた。体調は良く、仕事は順調だった。突然、腸閉塞(へいそく)という新たな病気に襲われるまでは。 入院中、病気について考えた。小児がんだったこと。後遺症に長く悩まされたこと。それらが、消去できない自分の歴史の一部だと気づいた時、「病気と向き合って生きる」ことを決意した。実家での静養の後、もう一度、ソーシャルワーカーを目指すつもりだ。 治療を終えても、折々、後遺症に襲われる場合がある。中学生の時までに小児脳腫瘍(しゅよう)で3回手術を受けた千葉県松戸市の山下佳子さん(43)は、視野狭窄(きょうさく)の障害のほか、頭痛で鎮痛薬が手放せない。 10代の時からアルバイトを始めたが、度々体調を崩し、仕事を続けられなくなった。その結果、転職を繰り返すことになった。 一昨年夏、「病気を本当に克服するため、自立しよう」と決意し、栃木県の実家を出て仕事を探した。千葉県柏市の古着店で働けることになった。 視野狭窄などのハンデが仕事の妨げにならないように、店長は店内の通路を広げてくれた。そんなちょっとした配慮が、山下さんはうれしい。 今月24日、小児がん経験者の支援イベント「ゴールドリボンウオーキング」(がんの子供を守る会主催)が東京で開かれた。皇居周辺を1400人が歩き、小児がんへの理解を求めた。 平沢さんは「不治の病が治るようになったが、後遺症を抱えている人もいる。外見からは見えにくい障害にも社会の理解を広げてほしい」と訴えている。 フェロー・トゥモロー がんの子供を守る会(東京都台東区)を窓口とする小児がん経験者の会。交流会などを開催している。(電)03・5825・6311。「ゴールドリボン」は、小児がんへの正しい理解と支援の輪を広げるための世界共通のシンボルマーク。 [出典:読売新聞]お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月04日 04時49分30秒
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