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カテゴリ:疾病
自分の夢ややりたいことに対して持病が邪魔をすることがある。 夢を追い求め、自分のやりたい事をやるのが納得の行く理想の人生である。 しかし、それを追求するためには健全な身体が必須条件で、果たすべき体力がない場合、まずはその疾病を治癒させるか果たせるだけの寛解状態に持って行かねばならない。 必要なら大手術でも受ける決断も必要となる。 潰瘍性大腸炎患者の経過を聞く池内浩基さん(兵庫県西宮市の兵庫医大病院で) 潰瘍(かいよう)性大腸炎の2割は、ステロイド剤などの薬が効きにくかったり、炎症を繰り返したりする「難治性」とされる。その場合、ステロイド剤の副作用や発がんの可能性などを見極めながら、手術という選択肢も考慮していく必要がある。 近畿地方の病院に勤める消化器内科医のEさん(28)は、潰瘍性大腸炎のため、2005年11月に大腸を摘出する手術を受けた。 発症したのは、受験勉強に本腰を入れ始めた高校2年の冬。腹痛や下痢が次第にひどくなり、粘血便が出るようになった。激しい腹痛に耐えられず、高校3年の5月、病院を受診した。 内視鏡検査で診断がつき、入院してステロイド剤の点滴を受けた。7月には退院できたが、炎症が起こる「再燃」と、症状が治まる「緩解」を度々繰り返すようになった。 病気を機に医師の仕事に興味を持ち、一浪して、潰瘍性大腸炎の治療で実績のある兵庫医大(兵庫県西宮市)に進学。以後は、ステロイド剤以外の薬の服用で、緩解状態が続いた。 しかし、医師国家試験を間近に控えた03年末、粘血便などの症状が再燃。兵庫医大病院に入院してステロイド剤の投与を受けた。病院に外泊届を出して受験し、医師になれたが、再燃と緩解を短い周期で繰り返すようになってしまった。 入退院を繰り返していては、責任を持って患者を診ることができない。再燃の度に投与されるステロイド剤の影響で、骨密度が50歳代の値にまで低下したことも心配だった。さらに、発症から10年以上たつ難治性患者は、大腸がんの危険が高まることもあり、Eさんは手術を決意した。 恩師でもある同病院第2外科准教授の池内浩基さんが執刀。大腸を摘出した後、小腸の端を折り曲げて縫い合わせ、直腸のような袋を作り、便がたまるようにして肛門(こうもん)につないだ。 縫合部が落ち着くまで、右の下腹部に人工肛門をつけ、3か月後に通常の排便に戻した。このように、手術は2回に分けることが多いが、状態のよい患者では、1度で済ませるケースも増えている。 手術後、しばらくは便漏れや頻便が起こるが、3か月前後で昼間の便漏れは消え、排便回数は1日5回程度で安定する患者が多い。Eさんは「突然の腹痛がなくなり、診療に集中できます。薬の副作用などの不安が消えたことも精神的に大きい。体験を患者さんの治療に生かしたい」と話す。 若い患者が多い病気だけに、将来を見すえて治療を考えていく必要がある。 潰瘍性大腸炎の手術 ステロイド剤を長期間服用すると骨粗しょう症などが進むため、総投与量1万ミリ・グラム以上が手術の目安となる。潰瘍が進んで腸管に小さな穴が開いたり、大出血が起こったりした場合は、緊急手術が必要だ。 [出典:読売新聞]お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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