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月の卵1030

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September 21, 2011
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台風が来ることが分かっていたので、自分の通院を終えた後、今日は母の入院するホスピスで朝一番に妹と待ち合わせた。

腸に異常をきたして母が土曜日緊急入院したのである。

もともとホスピスのイベントでバーベキューが有るからとホスピスショートステェイの予定をバーベキューの日・今日に合わせていたのだが、それどころではなくなった。

それでも、氷とアイスクリームと水しか許可されない母もBBQパーティに病室から車いすで参加させてもらった。

1階談話室の会場には、ベットのまま移動してきた3人、車いす・酸素ボンベの患者さんなど10人程と、看護師さん、ボランティアさん、お医者さんなど30人ほど集まっていた。

そこはホスピス。食べると命に今すぐ影響出る母のような人以外は皆、食べたいものをモリモリ食べる。
ベットに寝たきりの人も首を持ち上げて焼きそばを大口でほおばる。

ビールをおいしそうに飲む患者さんも。

病院じゃないからね。なんでも食べていい。人生の最後だから。


以前から書いて来た我が家のお隣のご主人もホスピス入院を果たし、今、ベットで参加している。
今はもう話すことも出来ないけれど、私の呼びかけに唇を動かし一生懸命答えようとしている。
焼き芋や焼き肉、マツタケ、さんま、どれも食べられないけれど、この場に一緒にいる事に意義が有るのだ。
最後まで社会に参加している。ここは特殊な社会だけれど、普通の人の生活を先生も看護師さんもボランティアさんも普通に行ってくれる。

何も特殊なことはない。



母は食べたいと所望した氷をおいしそうにいただく。
「今日は虹色で」とブルーの服を来た介護士さんがにこにこしながら渡した。

IMG_0032.jpg


さあ、台風が来ないうちと車を飛ばして自宅に帰ってきたけれど、もうすでに庭のジャカランタの木が傾いて、バケツが飛んでいた。
必死で台風対策をする。

次第に風が強くなり、ウッドデッキ備え付けの畳んだパラソルがぽきんと折れる。木々が揺れちぎれて飛ぶ。

ほとんどの会社が午前中で切り上げて帰宅する中、仕事が終わらなくて会社を出遅れた次女と連絡を取る。

あの日の再現。

あの日は首都の交通は全部止まった。今日は歩いて帰宅難民は危険。
総武線が止まる。
新宿の到着、山手線が止まる。
四谷到着、丸の内線が止まる。

彼女のツイッターが実況中継している。

あの時は体力勝負だった。
今日は持てる英知と現代科学の情報を駆使して、少しでも自分のマンションに近づこうとしている様子が見て取れる。

この日本のまた再びの災難にロンドンの長女がツイッターで応援を送る。

あの日の再現。

大手町に到着、目黒線が止まる。

次女が言った。
乗る電車、乗る電車の車掌が「この電車は○○までしか行きません。本当に乗りますか?(そんなニュアンスで)」というんだとか・・。


そして何時間もかかって自分のマンションにたどり着いた彼女。

この半年、若者たちは自分の能力と体力を信じて賢く成長したんだろうな。
かってない経験をし、大きな試練に立ち向かう。

富も幸せも信じたものも一瞬で消えることもあるんだと、この先進国と言われる豊かさの中にどっぷりつかりながらも、考えることがいっぱいあるんだろうと思う。








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Last updated  September 21, 2011 09:01:08 PM
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