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July 29, 2013
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カテゴリ:英語多読

これはちょっと不思議な本。

どう不思議かと言うと、なんだかよくわからない。
とにかく不思議。
何が不思議かと言うと、なんとなく不思議。

「On Cat Mountain」 
Fransoise Richard 作、Anne Buguet 絵

  
昔、日本のある村に意地悪な婦人がいました。そこで召使として働く「しょう」という少女がいました。彼女は一匹の「秘密」という名の黒い猫を奥さんに隠してかわいがっていましたが、或る時見つかってしまいました。怒った奥さんは猫を嫌い、逃がしてしまいました。
そうこうするうちに村に占い師がやってきて恐ろしい猫の山に行けば「秘密」が見つかると言いました。
「しょう」は山に分け入って山の中の不思議な村で過ごすうちに、家の人が「しょう」を食べるか食べないかの話をしているのを聞いてしまいました。その家の人たちは化け猫だったのです。でも「しょう」の心根の優しさに猫たちは「しょう」を食べません。そして「しょう」は、「秘密」に出会います。
秘密は帰る「しょう」に縫い取りのある小さな箱をくれました。意地悪な婦人のいる家に帰ったしょうの箱の中から、大金が出て来ました。
それを聞いた意地悪な奥様は自分も猫の山に「秘密」 を探しに行き・・・・。

そのあとは日本のむかし話にある通り。

なぜこの本が不思議かと言うと、
 話は日本の古典の昔話に似ているのに、どこか引っかかる部分が時々出て来るのである。
 まず、日本人なら付けないネーミング「しょう」「秘密」

 猫が化けるという日本の妖怪文化をと恩返しがミックス。

 挿絵は日本のどこかの絵を参照にして、非常によくかけているのに、村の家がほんの少し
 洋風であったり、レモンが出てきたり、占い師がお坊さんの着物だったりする。
 わずかに惜しい!

 きっと日本の「舌切り雀」や「花咲爺」を読んだフランス人作者と、浮世絵の美しさに魅せ られた挿絵画家がまったく新しい話を作り上げたのだろう。
 
 それともわたしが知らない日本の昔話だろうか。


ちょっと不思議で、新鮮な外国人の手による日本昔話。
 


  • IMG_0826.JPG




  ついでに読んだ本。
  「On The Other Side Of The River」Joanne Oppenheim
      と
  「The Friendly Monster」Sita Jucker





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Last updated  July 29, 2013 02:00:27 PM
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