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きのうブログに書いた、「家主(やぬし)」だが、 「や」は音読み、「ぬし」は訓読みのイレギュラーなもので、 このような、音訓の順で読むことを、「重箱読み」という。 重箱(じゅうばこ)の「じゅう」が音読み、「はこ」が訓読みだからだ。 なんで、こんな分かりきったことを書いているかというと、 意外と、「重箱読み」を知らない人が多かったからだ。 100人に聞きました、というのはオーバーだが、50歳代から上の人に、 機会あるごとに聞いてみたのだが、重箱読みを知っているのは、約半数だった。 「重箱読みって知ってる?」と聞いたら失礼なので、 「重箱読みの反対って、なんて言うんだっけ」などと、聞くと、 「重箱って、あの、おせち料理の重箱のこと」などと返ってくるのだ。 なので、重箱読みの反対を知っている人は少なかった。 重箱読みは、音訓の順だが、その反対で、訓音の順で読む単語だ。 それが、きのう書いた、「手数(てすう)」だ。 これを、湯桶(ゆとう)読みという。 落語は色々と楽しませてくれる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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