カテゴリ:言わせてもらうぜ
いわゆるボケ老人に代わって第三者が財産を管理する「成年後見制度」で、老人の財産が使い込まれた額が、およそ37億円に上ることが最高裁判所の集計で分かったという。 成年後見になれるのは、親族のほか、弁護士や司法書士などだが、去年9月までの16か月間に青年後見人の使い込みが314件あり、被害総額はおよそ37億とだという。 このうち306件は、親族が財産を管理していたものというが、逆に言えば、弁護士などが使い込んだのが8件もあるということで、有資格者が何をしているんだと怒りを覚える。 親族には、父の金は自分たちのもの、という感覚があろうが、プロとして依頼された有資格者が何をしているのかと思う。 しかし、言いたいのはこのことではない。 言いたいのは、成年後見人制度を利用したがために、「使い込み」とされてしまうケースが多いのではないかということだ。 親のために面倒な手続きを踏んで成年後見人になり、裁判所に詳細な金銭移動の報告をするがために、机上の判断だけで「使い込み」とされてしまうケースだ。 正直者が馬鹿を見ることになっているのではないかと思われる。 裁判所の感覚と、庶民の感覚の違いが「使い込み」という判断になってはいまいか、 成年後見人制度を利用していない世帯はそのままでいいのか、 元成年後見人として、言いたい。 国は、信託銀行などへの委託を考えているようだが、高額な信託手数料の支払で親の財産を減らすのはいいのか! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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