カテゴリ:本
![]() 筒井康隆著、「残像に口紅を」、を図書館で借りた。 図書館に予約したのは一年ほど前。 なぜ、どんな経緯で、この本を読んでみたくなったのか、記憶が失せていた。 が、この本を読み始めて、思い出した。 小説の文から、日本語表記の「音」が1つずつ消されていき、 その音の含まれていることばは使えなくなる。 消えたことばは代わりのことばで表現できるが、表現できなくなった場合には、 その存在は消える。 という基本ルールで書かれた小説だ。 読んでいくと、どの音と、どの音が使えなくなったんだっけ、 と思ってしまうが、表現豊かな著者の文章では、それが気にならない。 おもしろい小説なので、電車や病院の待合室で読みたいのだが、 借りた本は文庫本なので、眼鏡なしでは読めない。 ネットで単行本を探して、買うつもりだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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