カテゴリ:老後・寿命・葬儀
5年ほど前、陶芸教室で骨壺作りをした。 そもそも、陶芸教室に入ったのは、マイ骨壺を作るためだが、 最初からそれを口にできなかったので、単なる壺として始めた。 通っていた陶芸教室は、カリキュラムがなく、 作りたい物を何でも好きにこねて、分からないところを先生に聞く、 というスタイルだった。 最初は、どこにでもあるような形の骨壺を作ったのだが、 それでは手作り(マイ骨壺)の意味がないので、6角柱の骨壺にした。 骨壺であることは言わずに。いや、言えなかった。 当初、陶芸教室の仲間には、骨壺を作っているとは言えなかったが、 周囲から、「もしかして骨壺?」と問われ、否定せずにいたら、 教室の数人が骨壺作りを始めた。 陶芸で何かを残そうとすると、最後は骨壺に行き着く。 杯を作ろうとも、湯飲みを作ろうとも、結局は捨てられてしまうから、 周囲の人も、骨壺を作りたくていたのだ。 で、出来上がった骨壺は3個。 その内の一つを、義母に提供することにした。 冗談半分、本気半分で、「一つは義母の分」と言っていたのだが、 葬儀の前日まで、骨壺を作っていたことを忘れていた。 撮影禁止の斎場なので、「持ち込み禁止」と言うかも、と心配したが、 すんなりと、持ち込みを認めてくれた。 ま、骨壺に法定の規格があるはずはないので、拒否はできないだろうが。 まさか・・・葬儀社から、骨壺の発注は無いと思うが・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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