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カテゴリ:革
ヌメ革を日光浴させ、そろそろ2週間が経過しますが、
焼印の痕(Livestock Brand)が出てきました。 これは結構珍しいです ![]() ![]() 分かりにくいので当該箇所を赤くしました。 ![]() まだ、分かりにくいので床面(裏)を見ます。 より分かりやすいです。 ![]() 焼印は日本ではホットスタンプと呼ばれているよう ですが、通常はbrandと呼ばれます。 個体識別のため家畜に焼印をする牧場からの原皮には 必然的にショルダーやバット(お尻)にその傷痕が残ります。 伝統的な方法である、熱した金ゴテによる焼印は、 皮の深部にまで痕が残ります。 最近はエチルアルコールにドライアイスを入れて行う、 凍結烙印という方法もあり、こちらは皮膚に火傷を 負わせるわけではなく、被毛の色素細胞を破壊するもの なので、家畜に与える痛みが少ないです。 この方法の場合、以降生えてくる毛はすべて白毛になります。 これらの傷痕の多くは、革製品が作られる際の選定で、 排除されることが多いですが、最近は敢えて焼印痕を前面に 出した鞄などもマニアには珍重される傾向にあるようです。 なお、よく耳にする”ブランド”という言葉は、商標を意味し、 決して消えない個体を識別するもの・・・まさに焼印から きた言葉です。 自分は仕事で北米や欧州の人と働いていますが、 彼らは”ブランド”を日本でいう”ブランドもの”という ニュアンスでは使いません。 ルフトハンザの鳥も、JALの鶴も同じく”ブランド”と呼びます。 なぜか”ロゴ(logotype)”という表現では会話しません。 ブランドは背負うもので、ロゴはころころ変えられるニュアンスが あるからかな、と思います。 そういう点で、ブランドには「汚名を着せる」といった悪い意味で 使われることもあります。 未だにブックカバーとしては使えていませんが、 とことん面白い革ブックカバーです ![]() このブックカバーがあまりに面白いので、過去何度か経過を 書いています。良かったら見てみてください。 (自ブログ)ヌメ革の初期処理(日光浴)を詳しく説明します ![]() 1840年から続く伝統の英国革 ノートカバー 本革ノートカバー b5 b5ノートカバー レザー ノートカバー ギフト プレゼント ノートカバー ギフト プレゼント ノートカバー yenback お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.03.03 09:26:19
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