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私訳・源氏物語

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July 16, 2006
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カテゴリ:キリスト教関係
「あらゆる悪意の中で、女の悪意ほど耐え難いものはない。
女のかんしゃくほど始末に負えないものはない。
獅子や竜と住むほうが、悪妻と暮らすよりはましである。
悪意に満ちた女はその形相が変わり、顔つきは熊のように不機嫌になる。
物静かな夫が口やかましい妻と暮らすのは、まるで老人がその足で砂丘を登るようなものだ。
悪妻は、夫の気持ちを卑屈にし、顔つきを憂鬱にさせ、心を傷つける。
女から罪は始まり、女のせいで我々は皆死ぬことになった。
悪妻に言いたいほうだい言わせるな。
妻がお前の指図に従わないなら、彼女と縁を切れ。」


シラ書25章ではこのように、悪妻について男性の立場から一方的に書かれているのですが、この「女」と書かれた箇所を「男」と読みかえると、どんな文言になるでしょう。

「あらゆる悪意の中で、男のわがままほど耐え難いものはない。
男の支配欲ほど始末に負えないものはない。
獅子や竜と住むほうが、暴力的な夫と暮らすよりはましである。
傲慢で悪意に満ちた男はその形相が変わり、顔つきは豚のように下品になる。
物静かな妻が口やかましい夫と暮らすのは、まるでカミナリにびくびくするようなものだ。
悪夫は、妻の気持ちを踏みにじり、卑屈にし、顔つきを憂鬱にさせ、心を傷つける。
男のわがまま、甘えから罪は始まり、男の無責任のせいで家族は皆死ぬことになった。
悪夫に言いたいほうだい言わせるな。
夫がお前の意見に耳を貸さないなら、彼と縁を切れ。」


逆も「可なり」です。





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最終更新日  March 9, 2017 01:02:14 AM
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