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カテゴリ:キリスト教関係
子供の頃、教会の日曜学校で「ヨナ記」の絵本をみました。「ヨナ記」とは、旧約聖書のなかの短い物語です。 神様がヨナという男にニネベという都に行って、人々の悪行を悔い改めるよう宣伝せよとお命じになりました。ヨナはそのお言いつけには従わず、反対向きの船に乗り込んで逃げ出すのですが、海が大荒れとなり、船は今にも難破しそうになります。この災難の原因がヨナにあると知った水夫たちが、彼を海に投げ込んで事なきを得ますが、ヨナは大きな魚に飲み込まれ、三日三晩腹の中に居た後、陸に吐き出されます。 神様はふたたびヨナに同じことをお命じになります。今度はヨナもご命令どおりにニネベの都へ行き「あと40日すれば、ニネベの都は滅びる」と叫んでまわりました。ヨナは、ニネベの滅びるのを期待していたのですが、あに図らんや、王様から大臣、下々の人々から家畜に至るまで神様の仰せに従い、粗布を身にまとい、断食し、今までの悪行を悔い改めたので、神様はニネベの都を滅ぼさないことにしました。 するとヨナはそれに腹を立て、神様に不服を申し立て「死んだほうがましだ」と拗ねるのです。そして都を見渡せる場所に小屋を建てて、街がどうなるかを見ていました。強い日差しがヨナを苦しめます。神様はヨナのために「とうごまの木」を生長させて日陰を作ってあげました。ヨナはそれをとても喜びました。ところが翌日になると、その木がすっかり虫に喰われて枯れてしまった、というお話です。 私が読んだ絵本は、ここで終わっていたように思います。なぜなら私はこの時の終わり方に「へんだ。何かへんだ・・・。」と感じて、すっきりしなかったことを覚えているからです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
March 9, 2017 08:14:04 PM
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