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「野球ソムリエ」 キャッチャーズ・アイ

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2008.02.12
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カテゴリ:MLB
第2の打率と第2の防御率という新たな指標を採用して、
能力のある選手のに市場価値の低い選手を獲得して
少ない投資で大きな効果を得てきた
近年のボストン・レッドソックス。

その一方で、生まれた年俸総額の余裕の部分を
スーパースターの獲得に生かした。

06年のジョシュ・ベケット投手。
07年の松坂大輔投手の獲得である。

しかし、いまさらながら
松坂投手の獲得にはポスティング入札金額に加えて
年俸総額で1億ドルの資金を使った。

この資金はどこから出てくるのか?

そもそも球団経営の不振から
現在のジョン・ヘンリー氏に売却されたのではないか。

ところが、現在のレッドソックスの収益は
ヘンリー氏が買った時の2倍の球団収益になっているという。
なぜ、そんな短期間に収益増の改善ができたのか?

それは、ヘンリー氏のオーナー就任と同時に招聘された
チーム編成担当のセオ・エプスタインGMと
チームの営業面を担当するラリー・ルキーノ球団社長との
コンビネーションが全てである。

いままでも、いくつかの球団経営を立て直してきた
実績のあるルキーノ社長がまず手をつけたのは
ファンサービス部のスタッフ拡充であった。

世界の国々から来る、Eメール、手紙、問い合わせ
全てに迅速な変事を出すことにさせたのだ。

Eメールや手紙には
『レッドソックスを応援してくれてありがとう』
などの返信や
ガイドッブクが欲しいとの問い合わせには
すぐさま送るなどの一番地味なところから手をつけたのだ。

次に手をつけたのは球場収入の部分だ。
ボストンのファンはNYよりも熱いといわれる。
しかし、本拠地のフェンウエイ・パークは
メジャーでも最古に近い球場で、
収容人数は、3万5千人ちょっととかなり少ない。

そこでルキーノ社長が目をつけたのが
球場の象徴でもあるグリーンモンスター。
左翼に高くそびえる、グリーンモンスターに
観客席を作ろうと考えたのだ。

これには当初、かなりの反対意見が合ったと聞く。
しかし、結果は大成功。

高くそびえる、球場の象徴でもあるグリーンモンスターは
絶好のホームランのキャッチゾーンだ。
約250席作ったこの席にプレミア価格をつけたのだ。
いまでは常に完売。この席から売れていくという状況だ。

次に行ったのが、ファンサービス。
アメリカはプロ・スポーツ選手に対する憧れ、尊敬の念は
日本の比ではない。
大人も、子供もだ。

ここにルキーノ社長は目をつけた。
レッドソックスの打撃練習時に
グラウンドの一部分に子供連れのファンが
入れるというサービスを打ち出した。

その際に連携を取ったのが、エプスタインGM。
選手のほうから、積極的にこの親子連れのファンに
声をかける、サインをする、ボールをあげる。グッズをあげる
などを徹底させた。

自らが子供の頃を思い出せば分かるだろう。
地元のチームの憧れの選手が本当の目の前にいる。
サインやボールをもらえるのだ。

親子連れのファンの喜びようは尋常ではないと聞く。
子供より親の方が感激することもあるようだ。
このプレミア・チケットは2人で2万円、3人で3万円と聞くが
それでも跳ぶように売れるのだそうだ。

こうして、少ない観客席にプレミアをつけて収入増を図る。
チームは効果的に補強をして強くなる。
ファンは喜び、熱くなり球場へ足を運ぶ。
見事なまでの好循環でレッドソックスの収益は改善した。

さらには、日本のツアー会社や航空会社に
ボストンへの直行便の定期就航を働きかけてもいるという。
当然、日本人ツアーを見込んでだ。

さらにはいち早く中国へも出向き、
選手発掘やファン獲得に動いているという。

このような営業面での努力で収益増があれば
固定観念にとらわれない選手の能力の見極めで
更なる補強を資金面でも余裕を持ってできる。

ヘンリー・オーナーを軸として
エプスタインGM、ルキーノ社長の3人の手腕で
レッドソックスはよみがえり、常勝球団に君臨しようとしている。





2008年、リスタートの小雪さんです。
アフィリエイトでのんびり生活@小雪の在宅ワー
ク2008



花粉症のイライラ。私も毎年困ってます。愛用品のマスクです。










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最終更新日  2008.02.12 08:25:39
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