日本国債の債務不履行(デフォルト)はあり得ない。
日銀が国債を買い取っても、「はいぱ~いんふれ~しょん」にはならない。
ということを理解した財政破綻論者は、
1.浜田ルート:いきなり正しいことを言い始め、過去の自分の発言は無かったことにする
2.藤巻ルート:「財政破綻」の定義(ゴールポスト)をずらし、支離滅裂な破綻論を叫び始める
と、指摘して参りましたが、真っ当な「学者」の方々は、紆余曲折はあるのでしょうが、浜田ルートを歩み始めたようです。
というか、以前は浜田教授の「変節」ぶりをネガティブに捉えてきましたが、最近はむしろ尊敬する。2012年に、
「デフレ脱却のためには財政出動が必要です」
といったわたくしに、
「君は、異星人かね?」
と返した人物とは思えない。
浜田教授にせよ、田原総一朗氏にせよ、失礼ながら、あのご年齢で考えを「正しい方向」に改めることができるのは、素直に賛嘆するべきだと思うのです。むしろ、わたくしも浜田教授や田原氏のような方になりたいですわ。
さて、「2」の藤巻ルートですが、とりあえず、
「日銀が保有する国債の価格が暴落し、債務超過になる!」
という道を歩むことになるのですが、あのね、もう1000回位言っているけど、日銀は時価会計を採用していないから、債務超過は「物理的」に起こり得ないの。
『日銀収益、緩和の出口でマイナスになるとは限らず=黒田総裁
日銀の黒田東彦総裁は16日午前の衆院財務金融委員会で、金融緩和からの出口政策の局面では金利上昇による逆ザヤが発生する可能性はあるが、日銀の収益が赤字なるとは限らないとの見方を示した。藤巻健太委員(維新)への答弁。
<通貨発行益あり信認毀損されず>
黒田総裁は、日銀の決算は償却原価方式であるため、金利が上昇し国債の市場価格が下落しても「決算上の期間損益で保有国債の評価損は計上されず、財務の健全性が損なわれることはない」と指摘。保有国債の時価評価も「2021年9月末時点で1兆円の評価益となっている」と強調した。
同時に「仮に将来評価損が生じたとしても、中央銀行は継続的に(お札の価格が製造コストを上回ることによる)通貨発行益が発生するので、信認が毀損されたり、政策運営に支障が生じることはない」と明言した。(後略)』
通貨発行益とは、一枚21円で「1万円札」を印刷できるということでしょう。
また、償却原価方式とは、購入債権の時価が異なった際に、差額をを償還期に至るまで毎期一定の方法で取得価額に加減する方式です。
つまりは、100億円で買った債権が、80億円になったとして、時価会計の場合は、
「20億円の損失!」
になりますが、10年満期ならば毎年2億円の損失を計上するだけです。
記事タイトル: 異界から天使の軍団が襲来し、破綻する!
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