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2023.08.01
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カテゴリ:政治経済


三橋TV第735回で、「経済学」(厳密には新古典派などの主流派経済学)の異常性について解説していますが、個人的に一番問題だと思っているのは、「経済学は効用最大化のために発展した」 という点です。


 効用とは、消費者(買い手)が財貨(貨幣)を支払い、財やサービスを購入した際の満足感です。


 つまりは、我々は貨幣を支払い、品質が高い財やサービスをたくさん買えた時に満足する、という話です。


「え? それの何が問題が?」 と、思われたかも知れませんが、この世には効用が高まったら問題になる財やサービスというものがあるのですよ


 例えば、防潮堤。防潮堤という財(固定資産)の効用が最大化するのは、津波が来たときです。


 あるいは、警察。警察が生産するサービスの効用が最大化するのは、治安が悪化したとき。消防が生産するサービスの効用が最大化するのは、火事になったとき。軍隊が生産するサービスの効用が最大化するのは、戦争になったとき。医療サービスの効用が最大化するのは、疫病のパンデミックが起きたとき(最大化したでしょ?)。土木業の効用が最大化するのは、天災が起きたとき


 津波、犯罪増加、火事、戦争、疫病、天災。すべて、我々にとっては起きてほしくない「非常事態」です。非常事態へ対処となる財やサービスは、効用が最大化しては困る。


 それにも関わらず、経済学が効用最大化を目的としているということは、要するに非常事態を想定していないという話です。


 現実には非常事態は発生する。非常事態への備えで「効用があるなら支出する」などと言っていたら、国民が苦しむ。というか、命を落とす。だからこそ、政府は財政赤字になろうとも、支出を増やさなければならない。
 

 我々民間が「(平時には)効用が生じない財やサービスに支出する」ことは困難です。だからこそ、政府というものがあるのですよ。


 ところが、多くの国民はミクロな思考しかできないため、政府の赤字(=国民の黒字)を自分の赤字として認識し、財政赤字拡大に嫌悪感を抱く。
―――――――――――――――
――続く―――――――――――――――――


記事タイトル: 効用が最大化すると困る財・サービス


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Last updated  2023.08.02 12:13:14
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