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カテゴリ:太極拳
このブログは上海浦東で日本人向けに太極拳教室を
している私、通称:暗黒寺のブログです。 久しぶりの更新です。 忙しかった!と言うのが理由 です。最近、生徒さんの太極拳に対する理解が深まっ てきたなぁ~。と、思って、ちょうど六封四閉の細かい 指導をしたばかりなので、少し以前の事を思い出して 書きます。 「以前、私に教えてくれたのと違う」 と、この間、生徒さんに言われてしまいました。 彼女は非常に練習熱心なのですが、以前の別の教室の 太極拳で膝を痛め、最近ではスポーツジムでの鍛練で 膝の調子が悪化(せっかく陳氏の鍛練法で養生したの に!)。泣く泣くしばらくお休みを取る事になったの です。 たまに、教室に遊びに来て、その都度指導していたの です。 この生徒さんが見た動作と言うのは、実は以前教えた 内容と全く変わっていなくて、他の生徒さん達は彼女が 休んでいる間に、指導通りに出来るようになっただけで。 また、「以前教えたのと違う」のは以前の動作に、更に 要求を加えたのです。 なぜ、こう言う指導になるかと言うと、 例えば、一つの木の成長を考えると、最初は当然ながら 幹・根っこが出来てないと駄目でしょう。 新芽が出て、夏の日差しに耐える厚い葉っぱが育ち、 花も咲いて、実がなって、冬を迎えるころには木は年々 堂々と大きくなっていきます。 最初に指導した内容は動きやすい内容、 動けるようになったら、次の内容、そして次の内容と どんどんどんどんと、重ねていくのです。 一つの動作について理解が深まると、それが他の動作にも 影響を与えます。これまで出来なかった事が出来るように なったりします。 言い換えると、単に動作の順番を覚えただけではまだまだ。 動作を覚えた後、一つ目の意味を理解して動けるように なって、また次の意味を理解して・・・・・・・です。 練習するしかありません。また、教室に通って、見学して 自分の心と頭をちゃんと整理し、知識を持っておくと 身体を動かして練習する時に非常に役に立ちます。 見て学ぶ、動いて学ぶです。太極拳は学問だと師父は言い ます。 ちなみに、こういう練習上の細かい秘訣を“口訣”と 言って、他の人には明かしません。自分の処の秘密です から。 老架一套74の動作、一つ一つの動作で沢山の意味がある のです。 道は長いですが、意外と日本人向きかも? ところで、この元気いっぱいの生徒さんは4月に御主人の 仕事の都合で香港に引っ越してしましました。 センスがあった分、残念です。 ですが、 “何時転勤、引っ越しがあってもいいように、常に太極拳の 身体作りを中心”の授業をしておいて良かったと思います。 でも、生徒さんが引っ越すのは寂しいものです・・・・ ・・・・・・・・・・@ 兄弟ブログ 浦東太極拳教室より 別のアプローチで太極拳全般と言うか、太極拳に 興味が出始めた人向けに書いてます。練習の時の 気持のありようなど、参考になればと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.06 09:37:53
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