陳氏太極拳、と、そんな生活
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あんこくじ壱級
中国で武術として太極拳をやってる私、太極拳を通して生活を組み立ててます・・・・練習練習。
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陳氏太極拳養芯会の塚本です。 陳氏太極拳と普及している太極拳との違いについて、もう少し。 ・・・・・普及している太極拳は便宜上「競技」を含みます。 何故なら最も普及しているはずですし一般的な事は間違いありませんので。 さて、前回少し書きましたが、「普及」の方は最初から憶える事が多く、そもそも様々な動作を憶えていないと輪の中に入りずらいのではないか?と思います。最初が凄く大変なイメージです。憶えないといけないから。でも、慣れてくると、決められた時間内に皆で練習できるので通う度に気持ち楽に習得していくと思います。それこそ、最初の二十四式スタートでこのイメージを発展させて四十八、各派の太極拳ですので。長くいる程流れが掴みやすいでしょう。それに合わせた動き方や体力を初期段階から練習するので、長くいる程です。 一方、陳氏太極拳の場合、最初は限定された動作をひたすら動きます。 ハッキリ言って、最初のうちは全然疲れない。せいぜい使った事の無い筋肉を使う為、多少の筋肉痛はあるかもしれない。 ただし、大まかな動きを憶えたら、徐々に意識を加えていきます。 全身の骨格の調和、変化のタイミング、体軸の自覚と調整、上下の調和、 術の意味・・・・・で、気功動作としての意識。これらの意識が動作に反映されてきたら更に次の段階を学び、練習します。 脳内での演算の量、身体を使うにおいての制約と法則、長くいる程(キチンと練習を続ける程)ハードになっていきます。ただし、きちんと練習していると、ある日「あれ?きつくないぞ。かえって楽だ」となります。そう言う段階で先生から新しい課題が出るか、次の動作を教えてもらうかします。 ・・・・・・・従って、74の動作を最後まで習うにははじめは凄く大変ですが、終わりに近づくにつれ、動作についての初期段階における理解速度が始めた頃とは全く別物になっています。で、74全部習ったら、最初からやり直しと。 ・・・・・・・・・・則ち、練度が高まればその分練習も厳しくなると。 陳氏太極拳では。。。。と言うか、私が習ってきた教え方は手の角度とか美しく滑らかに動くとかより、ドンドン動いてドンドン鍛え、鍛えた段階で情報を更新する。 動きの中で、このツボとこの経絡に意識を出すと技が出る、とか言うのは一切教わってません。単に段階によって具現化できる動きに差異があるし、教えられる内容が違うという事。 初めて1年の人に5年目の人と同じ話はできない。 長くなりましたが、 普及している太極拳の系統は 「最初は慣れるまで大変・憶える事が多い・慣れると沢山の事が学べる」 最初疲れる! 陳氏太極拳は 「最初は憶える動作が単純で言って見ればチョロい。でも、段々動作要求が厳しくなる」 最初は疲れない! こんな感じかと。
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