テーマ:ワイン大好き!(30395)
カテゴリ:ワイナリー紀行
久しぶりのフランスワイン紀行。あと2∼3回なのだけど、書くのが大変でなかなか進まない。年内に終わらせなければと思うのであった。
では、はじまり∼、はじまり∼。 引き続きランスの生産者をまわる。朝食前に朝市をのぞいてみた。ユーロ高のせいで、それほど安いと思わないフランスの物価だけど、生鮮食品は安い。さすが農業国。日本では高価なホワイトアスパラも、キロ単位で気軽に購入できる安さだ。 朝市の風景。これは形の良いヤツで2キロ10ユーロ。小さいヤツはもっと安い。 ![]() ホテル前の風景。ブルゴーニュとはまったく違う都会。 ![]() ランスの大聖堂。シャガールのステンドグラスが有名。 ![]() さてエリック・ロデス。このおやじは相当熱いのだ。 ![]() エリック・ロデス この生産者のワインを探す> クリュッグの醸造長をつとめたことで知られているエリック・ロデス氏。今回訪問した生産者のなかでは、もっとも印象に残る人物の1人になった。そして熱い男トップ2の1人でもある。 ちなみに熱い男のもう1人は、アルベール・グリボーのミッシェル・バルデ氏。熱いとはいってもベクトルの違う熱さだ。バルデ氏はユーモアあふれる人柄だったのに対し、ロデス氏は怖いくらいのシリアス系なのだ。 まずは車でドメーヌに到着。あいさつもそこそこに「畑に行こう」といわれ、車を連ねて近くの畑を見に行く。するといろいろなことを、とくとくと話し出す。 まだまだ話す。止まらない。 日本語で話しているなら、ある程度長い話でも聞けると思う。でも友人が通訳しながらであり、おもしろい話ではなくて難解で哲学的な話なのだ。それを炎天下、長時間にわたって聞き続けるのは厳しい。あまりにも長くて、友人の通訳も大変でとぎれとぎれだ。 おかげで、こちらは疲労と退屈さで途中で気を失いそうになった。 それをわかっているはずなのに、まったくかまうことなく、おそらく40分以上も延々と話し続けたのだった。 ひー! ![]() 話してもらうことはありがたいことなのだけど、程度ってものがあるのでは...。 畑のなかでとくとくと語るロデス氏。聞いているこちらは疲労と退屈さで卒倒しそうになった。 ![]() スフランディエールでは「土がふかふかだ」と自慢していたけど、こちらはカチカチ。理由を聞きたかったけれど怖くて聞けなかった。われわれ(わたし)にとって、ポンソでシールのことを聞くのが限界だ。 詳しいことは知らないけれど、クリュッグに少ししか(1年?)在籍しなかったのは、この性格で解任されたような気がしないでもない。 ロデスの畑。仕立て方がブルゴーニュとは違う。 ![]() ようやくドメーヌに移動。いつもはいろいろなリザーブワインをテイスティングさせてくれるようなのだけれど、今回は時間不足で短めのテイスティング。 以前「リザーヴワインは酸っぱい」と本で読んだような気がするけど、けっこうふつうに飲める。ここ以外でも飲んだけれど、それほど酸っぱいものには出会わなかった。それにけっこうおいしいのもあった。 テイスティング中もやっぱり熱い。われわれがチャーターしているタクシードライバーにまで 「香りだけでも」 と強引に勧めていたのはさすがだ。 肝心のワインの方は、全体的に重心が思い感じ。クリュッグとは全然違う。ちょっとわたしのストライクゾーンからは外れるけど、選ぶならGrands Vandagesかな。帰国してからもBlanc de NoirとGrands Vandagesを飲んだけど、Grands Vandagesの方がだいぶよいと思った。 この熱いおやじを知るならGrands Vandagesを勧めたい。 <TASIING ITEM> 2004 Chardonnay 2000 Chardonnay リザーヴワイン2種は、思ったより酸っぱくない。 NV Blanc de Blancs まだ落ち着いていない。リザーヴワインと同様に酸がおとなしい。 NV Blanc de Noir より力強く、酸も強くなった Cuvee de Grands Vandages 98,95,92の垂直。昨年10,11月デゴルジュマン。よりストラクチャーがはっきりしてきた。複雑増。余韻に甘味。 エリック・ロデスのワインを探す> パート22につづく(不定期連載)> <パート20へ戻る。 気が向いたら投票お願いします→ ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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