カテゴリ:グルメ・レストラン
いろいろな評判はあれど、すし好きとしては一度は経験したいと思っていた「すきやばし次郎」に行ってしまいました。
場所は銀座数寄屋橋交差点のすぐ近く、ビルの地下一階にあります。7時に着くと、われわれが一番乗り。荷物を預けてカウンターに案内されると、なんとド真ん中。次郎さんの正面です! 当然次郎さんが握ってくれました。 客に、ものすごく緊張感を強いるという事前情報を得ていたけれど、そこまでではありません。とはいえ、よき客として振る舞わなければという雰囲気はあります。大声でしゃべっている客や、酔っぱらっている客はいません。すぐに満席になりましたが、同伴客らしき人は一組だけで、あとは自腹組のようです。 つまみを楽しむとか、酒を楽しむとか、そういう店でもありません。飲んでもビール1本もしくは日本酒1、2合程度でしょう。基本的には、おまかせで握りだけを食べる店です。 本日のおまかせを頼むと、お品書きをくれます。 かれい すみいか いなだ あかみ ちゅうとろ おおとろ こはだ あじ くるまえび さより かつお はまぐり いわし あかがい さば うに いくら あなご たまご 計19カン 食べ終わるとすぐに次のネタが出てきます。席によって進行具合が違うので、順番通りに出すのは大変な作業ですが、このコントロールは3番手らしき人がやっています。80過ぎの人が、これをやるのは無理ですね。 わたしは箸で食べたけれど、手で食べている人が多かった。箸を使うかどうかは好みだと思うけれど、ネタを落としてしまうとか握りが崩れてしまうといった事故を避けるためには手のほうが安全です。わたしも次郎さんの目の前で、箸でつまんだ握りが崩れかかったときにはちょっぴり焦りました(笑)。 印象に残ったものを挙げます。酢飯は酢が強めで江戸前らしい。すみいかは身が厚く、ねっとりとした食感が素晴らしい。意外にもマグロは予想を突き抜けることはなく想像できる範囲。 車エビは大ぶりなものをわずかにレアに仕上げて包丁で半分に切って出されます。これはおいしい。カツオはわらでいぶしているためスモークの風味があって独特でよかったのだけれど、もっと大ぶりでもよかった。 一番感動したのはウニ。今まで食べてきたウニとは次元が違います。ボリュームもたっぷり。また軍艦の海苔はとても香ばしくて、これまた今まで食べてきたものと違います。 食後はテーブル席に移動してメロンをいただきます。このメロンも高そうな味。 19カンあると相当おなかいっぱいです。小食の女性は食べきれないかもしれません。 以上、滞在時間30分で約3万円ちょっと。これを高いと思うかどうかはその人次第でしょう。時間単価がもっとも高い料理店であることは間違いありません。これが最初で最後になりそうですが、不快な思いはしなかったし、将来それほど長くないであろう次郎さんのすしを食べられたのはいい記念になりました。 気が向いたら投票お願いします→ ![]()
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