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テーマ:最近観た映画。(38852)
カテゴリ:本 映画 TV 音楽 美術 など
ついでにU-NEXTで映画も観てみようと。
原作よりシンプルに端折ってある場面が多かったけど、ほとんどは問題ない。 ただ、3つ残念な点が。 1)メアリーが最初からふっくら可愛いすぎ。 ぎすぎすで食が細く、女の子らしい可愛らしさ皆無のとこから始まるのが、素敵なんじゃない? それが最初のメアリーであるべき。 でももちろん、子役さんをそのためにギスギスに役作りってのは無理だよね。 性格も、ただちょっと暗くて親が死んでも泣かないってだけじゃ、物足りないなー。 2)庭師の出る幕少なすぎ メアリーと庭師のやりとりもこの作品の魅力だべさ~・・・ほとんど無くて残念。 それに、あんなに荒れ果ててるのに「毎日(壁にハシゴを立てて)見に来てた」ってセリフがあったけど、そんなわけないべ? 原作では、年に数回程度だったはず。 せいぜいバラが死なない程度の手入れだけだったと思うけど。 3)庭の魅力がー・・・ 私のイメージより、庭の設計がゴージャスだった。 石造りの壁とかがいろいろあって・・・ 見通しが悪く、庭全体のイメージがなんかもっさりな感じがした。 花々が咲き乱れる場面も・・・あれ、造花じゃ・・・? バラは確かに沢山さいてるんだけど、美しくないんだよね。 ちゃんと枝が誘引されていないし、それぞれのバラの個性や組み合わせが効果的じゃない。 地面近くも彩がもう一つで雑草っぽいし・・・ 違う~・・・!って思っちゃった。 だって、そこではコリンが走り回る訓練をするスペースだって、お弁当を広げて食べられる木陰だってあるばずなのに・・・ なんか全体ボサボサでした。 でも、私ってばコリンのお父さんはほぼ、小公子のおじいさんとダブってイメージしてたんだよね。 もっとおじさん~おじいさんだと、長年思ってたけど、確かに映画のごとく30~せいぜい40代なんだよね。 ただ、映画のように背中にコブがあっても魅力的な人とは思ってた! ディコンも、私のイメージではもっと浅黒くて筋肉質だったけど、映画ではほのぼの優しそうで、ふっくらしてた。これもありかな。 それと、やっぱりあの一面何も無い野原の風景は、本だけではイメージし辛い。 ロケ地はイングランド北の、ヨークシャー・アンド・ザ・ハンバーっていう、中世の面影を残す場所なんだって。 あの最後の一面がほのかな赤紫ピンクにかすむ風景・・・これがヒース? (合ってるかどうかは不明) やはりこの地方が・・・大好きだった「嵐が丘」の舞台でもあるんだねー。 徒歩ではとても移動できない、馬と馬車がないと・・・どこへも行き着けないような広々とした荒れ野。 物語の中の、コリンの母親の小引き出しを開けると、オルゴールで「グリーンスリーブス」が流れていたし、パンをこねる場面でも太ったメイドがその歌を歌ってた。 まさにグリーンスリーブスは、イングランド北部のイメージ。 中学の頃から、ポーの一族を読む時は必ず頭の中にこの曲が流れてきてたけど、ポーの村も設定はイングランドのラトランドなのだそうで、ヨークシャーよりは南の地域らしい。 イギリス、行った事が無いのでこうして地図を見て想像して遊ぶだけだけど、それなりになんか楽しいな。 あ、製作総指揮はコッポラだったんだって。 キャストで一番ピッタリだと感じたのは、コリンと、そのお父さんだった。 でも、コリン役のヘイドン・プラウスは、余り他の映画に出演してないみたい? ディコン役のアンドリュー・ノットは、「黒馬物語」1994年製作に出演している。 この映画観たかも!と思ったけど、私が観たのは「戦火の馬」で「黒馬物語」じゃあなかった。 メアリーが冬の庭に出るとき着てる、あったかそうな赤い帽子のコーデが可愛くて大好き! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.05.02 14:25:20
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