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カテゴリ:旅行 東京
銀座 煉瓦亭
住所 東京都中央区銀座3-5-16 営業時間 11:15~14:30 16:40~20:30 定休日 日曜日 明治28年(1895年)創業の煉瓦亭さん 明治に入ると西洋の文化や食事が庶民の間にも 広がりました、肉食の解禁(特に牛・豚)により 牛鍋を提供するお店も増え、広大な屋敷をもって いた元武士たちが屋敷内で牧場を経営してかなり 儲かっていた。 ポークカツレツ(とんかつ)の歴史 ・1872年明治5年に仮名垣魯文は「西洋料理通」に「ホールコットレッツ」 の作り方を紹介する。 ・1895年(明治28年)煉瓦亭がカツレツに刻みキャベツを付けとんかつの 全身となる「豚肉のカツレツ」を売り出す ・1918年(大正7年)東京浅草の河金が「カツカレー」を売りだす ・1921年(大正10年)早稲田高等学院の学生であった中西敬三郎が 「カツ丼」を作り出す ・1929年(昭和4年)東京のポンチ軒の島田信二郎が分厚い豚肉を揚げた 現代系の「とんかつ」を売り出した。 ![]() カツレツの考案者は煉瓦亭の創業者の 木田元次郎であった メニュー表にも元祖の表記 ![]() ハヤシライスにも元祖 煉瓦亭で「ハッシュドビーフアンドライス」 が訛ってハヤシライスになったという説が有力 ![]() 西洋料理から日本式の西洋風料理となったメニューが並ぶ ライスオムレツも元祖の表記 大坂にも元祖のお店がありますがどちらもこの時代に確立 した料理で日本人の知恵が詰まっています。 ![]() 銀座煉瓦亭は築地の外国人居留地にも近く 外国にない西洋料理として外国人にも人気 であった。 ![]() また、とんかつに付ける刻みキャベツもここ煉瓦亭 で始まり全国に広がる、それまで西洋料理の野菜は グリル野菜、蒸し野菜がメインであった、とんかつ と刻みキャベツのベストマッチングを確立させたお店 ![]() 西洋料理のカツレツは薄い油の中で焼く料理 日本式のカツレツは十分な油で揚げる料理 ![]() 東京でビールと言えばサッポロビール これも明治からの歴史的ガストロノミー商品 1876年ラベルにも表記あり ![]() 元祖ポークカツレツ2000円 粗目のパン粉、刻みキャベツ、ライスは別 ![]() あまり厚みがない豚肉ですが柔らかい食感 ウスターソースでいただきます 薄い豚肉を重ねてカツレツにして子供や 年配者にも食べやすくした商品もあった 今流行りのミルフィーユカツはこの頃から あった ![]() ライスオムレツ2100円(元祖オムライス) ![]() ナポリタン1500円 ![]() 店主らしき夫婦が会計を担当されていました 古いレジスターを使っていたので色々質問 すると丁寧に答えていただきました。 昭和時代のレジを現在も使用しているとの事 また、今日6月16日は創業記念日である事等 なんと創業127周年、おめでとうございます。 オリジナルカレンダーもサービスで頂きました 現在も現役のレジスター ![]() 和洋中の折衷料理とは ・白いご飯に合う料理 ・箸で食べれる料理 ・庶民でも食べれる安価な料理 ・コース料理でなく単品の主役料理 上記の条件が重なり全国に広がり今でも変わらぬ メニューとして食べられていることに驚きでした。 これも歴史の教科書掲載レベルのお店 ごちそうさまでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.08.10 16:02:30
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