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カテゴリ:法要
昨日は娘、さえりんの一周忌の法要を自宅へ住職にきていただいて、
家族だけでささやかに行いました。 朝10時から始まるところ住職はいつもより早く9時40分頃お着きになりました。 いつもはもっとゆっくりいらっしゃるので、私は次女と一緒に慌ててお茶の準備を していました。父が案内してくださり、住職は仏間で仕度をしてみえました。 お茶の準備が出来て、次女に運んでもらい私も周りをかたずけて和室へ行くと もう父が娘の法名の事を住職に聞いてくれていました・・・(;'∀') ですので最初に住職が何と言われたのか、私は聞けませんでした(>_<) ですが話の流れから「本山へ届けを変更しなくてなならず簡単は変更は難しい。 しかし、そういう事情なら仕方がないので何とか最初に収めた料金のままで、 変更をして頂くように頼んでみましょう」と言うような話だったと思います。 「ただし、時間はかかりますよ!!」と。 私は「結構です。もっと早く言えば良かったのに、ご無理を言って申し訳あり ませんでした」と住職に謝り、お願いしました。 住職も「そうですね。その場で言ってくれたらよかったのに」と苦笑いされ、 私は本当に申し訳なく頭を下げました。父と主人も気付かなくて悪かったと いうような顔をされました。 住職は「法名の最初の3文字は院号といって苗字に当たるもの、その最初の 1文字は出来ればお経の中に出てくるような文字がふさわしいから、今日の お参りが終わるまでに候補を考えておいてください」と言われました。 私は、紗愛理があの世でいきなり自分の名前が変わってしまったら困惑する のではないかと心配だったので住職に聞いてみました。すると住職は笑顔で 「それは大丈夫です!」と優しく言って下さいましたので、安心しました。 法要がはじまりお経を読まれている間中、私はずーっとさえりんの 新しい法名にふさわしい一文字の事を一生懸命に考えていました。 お経の途中にも法名が出てきて読み方は最初の一文字は「香」と書いて「こう」 と読みます。私はこの読み方と法名全体の音の響きはすごく気に入っています。 だから、全く違う読み方の字を持ってくるのではなく読み方を変えずに「こう」 と読める字を探すことにしました。といっても、娘の法名だからさえりんにあった 名前にしてあげたい。さえりんはどんな字や、どんなことが好きだったのだろうと 一生懸命考えてみました!! 最初に浮かんだ文字は「桃」という字、「こう」ではなく「とう」になっちゃう けど、さえりんは桃が大好きでよく食べていたし大好きなピンク色は桃色って 置き換えられるし。だけどいかにも食いしん坊みたいでちょっとなあ・・・ あとさえりんの趣味はゲームとクラフトのカゴ作り、苺のレアケーキ作りに 大好きなキャラクターはシナモロールのシナモン。 「苺」じゃあやっぱり食いしん坊になっちゃうし・・・読みにくい・・・ でも他にはどれも漢字に置き換えられない・・・(;'∀') 愛しいの「愛」は紗愛理の字なので最初に頼んで2文字目に入っていますし、 「理」は最後に入っています。これ以上に「紗」まで入れるともろ俗名その ものになってしまうし・・・ 私の頭の中はさえりんに似合った漢字の一文字の事でいっぱいになっていました。 そんな中法要も中盤に入り「同朋奉讃」というオレンジ色の教本を手渡された。 浄土真宗のお経の文字が。私はこの教本を1字1字一生懸命真剣に見ました。 すると、私の目を引く文字がパーっと現れました!! それは最初の「南無不可思議光」の「光」という文字です!! これならば「こう」と読める!! よく見るとこの「光」は教本の私たちが唱和するお経の中に15回も出て きたのです。きっと意味合い的にも仏様にふさわしい字なのだと思いました。 それにさえりんはいつも周りをパーっと明るくするような性格だから光輝く という意味合いも、真夏の水辺のキラキラした光のイメージも、さえりんは 我が家の希望の光だという意味でもふさわしいのではないかと思えたのです!! 法要が終わり、住職が「いい文字は見つかったかな?」と言われましたので、 私は早速「「光」という字はどうでしょうか?」と聞いてみました。 すると住職は「この字は法名にもよく使うとっても縁起の良い文字ですよ!」 といって下さり、私は「女の子でもこの字を使っても大丈夫ですか?」と聞きま した。住職は「大丈夫ですよ。娘さんにお似合いですよ」といって下さいました ので、読み方は「こう」と変えずに文字だけ「光」に変えていただけますように お願いしました。住職は「時間はかかりますが、その様に本山に変更を頼んで みましょう」と言い、法名を変えることを了承してくださいました。 後で主人と父は「こう」ならば、さえりんが大好きだった公園の「公」おおやけ でも良かったんではないかと言いました。確かにとっても素敵な字だけれど、 私の閃きではさえりんに似合う字は「光」だったのです!! みんな誰しもその人に合った、その人を象徴するような文字があると思うのです。 だからさえりんにはこの字が相応しいんだとそう思えたのです!! 正式に変更してもらえるのはまだ先ですが、一年我慢したんですから平気です。 私の心の中はスッキリと新しい希望の光が射していました!! 住職にはこんなご時世ですのでお布施と御膳料お車代で失礼して、 本来ならば精進落としで食事に行くのですが、代わりにお寿司を注文し 主人に取りに行ってもらい、久しぶりに家族全員揃っていただきました。 全員揃っての食事はお正月以来です。 あの時はさえりんの席に遺影をおいてさえりんの好きな食べものをお皿にのせて 隣の席の母が泣いてばかりで、みんな真っ暗な気持ちで迎えたお正月でした。 でも昨日の精進落としは、さえりんの大好きな焼きサーモン、エビ、ハマチ、 苺とぶどうはあらかじめ2階のさえりんのお仏壇にお供えしておいて、 「さえりん1階でもみんなと一緒に食べようね。ママについておいで!!」と 言い、私がさえりんの席に座りました。 昨日はみんなで「さえちゃんはこれが好きだったよね(≧▽≦)」と笑いながら、 楽しく食事が出来ました。きっとその方がさえりんも喜んだはずです!!! 次女が「今朝お姉ちゃんが初めて夢に出てきた!」と言いました。 「お姉ちゃんは何も言わず、いつもと変わらず普通にそこにいたんだ」と。 みんなで「さえちゃんらしい!!」と笑い、夢の話で盛り上がりました。 こうして昨日は、さえりんの一周忌を無事終えることが出来ました。 こうやってさえりんのいない年月を一年、また一年と積みかさねて いくことは、とっても寂しいことであります。 だけど家族の中では、さえりんは今でも、これから先も、 ちゃんとここにいるんだと信じているのです。 これからまだまだ私にはさえりんのためにすべきこと、 したいと思っていることがたくさんたくさんあります。 だから泣いてばかりはいられないんです!!! また刑事裁判が近づくと戦闘モードに入ってしまい、 相手に鋭い刃を剥けて急に過激な発言が増えたり攻撃的になって、 いつもの穏やかな優しいさえりんのママではいられなくなる時もあるのです。 こんなママだけど許してね!! でもママのこれからの人生は、もうさえりんと 共に生きていくと決めたから・・・ 悲しいときも、怒るときも、泣くときも、 嬉しいときも、楽しいときも、笑うときも、 ずーっとずっとさえりんと一緒だからね!!! これからも宜しくね!!さえりん ![]() (さえりん4歳 車に乗ってお出かけ親戚宅へ) ![]() いつも温かいコメントありがとうございます ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() さえパパの「可愛いさえりん1分間動画💛」ぜひ見にきてね!! さえりん動画はこちら ![]() さえりんの部屋別館 その後、午後からは疲れて爆睡してしまいました(-_-)zzz・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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