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カテゴリ:日記
いつも行ってるお馴染みの図書館でCDが借りられる事に気がついた・・・・・
何を今更という感じだが、今更気がついたのだ(笑) (^-^; 一通りみてさらにビックリ。意外とたくさんの種類があるのだ。 最新のヒットソングやJ-POPなんぞは少ないが 古い洋楽やクラッシック音楽などはけっこうある。 で、ざっと見てると妙なCDを見つけた。 それがこれ グスターヴ・ホルスト指揮 組曲「惑星」 ガ━━(;゚Д゚)━━ン!! なんじゃこりゃ~!!!! 画像はamazonから拝借 組曲「惑星」はもはや説明など必要ないが ホルスト指揮って何? 作曲家が自分で指揮? そもそも、いつの話だ? ってな感じで興味をもったので借りてきました。 調べてみたらこのCDの音源が録音されたのが1926年 100年前だぜ! (^-^; 1926年というのは大正時代が終わって昭和になった年。 まだ世界恐慌や第一次世界大戦も起こってない。 wikipediaによると、ダイムラー・ベンツ社が設立され 新交響楽団(後のNHK交響楽団)結成された年らしい。 生前、ホルスト自身が指揮した演奏は2度ほど録音されているらしい。 最初の録音は1923年 その頃の録音機材というは、エジソンの発明した蓄音機と大差ないような代物。 音の振動を直接レコード盤に刻み込む関係上非常に大きな音しか録音できず 蓄音機の大きなラッパの中に楽器を直接入れるほど接近する必要があり 大人数のオーケストラを録音するなんて不可能。 結局、楽器数を極端に減らし狭い部屋に寿司詰め状態での演奏・録音なんだそうです。 2回めの録音は1926年 電気式マイクロフォンが発明され、小さな音も記録できるようになり これを使っての録音されたそうです。 ただ、当時のレコード盤は1枚5分ほどしか録音できず 何十枚も使ってかなり大掛かりな録音だったようです。 今回借りたCDはこの1926年に録音された音源を元にしたものだったのだ。 聴いてみた。 正直言って、現在の音源と比べると音は悪い。 AMラジオのような音でもちろんモノラル。 しかし、100年前の最新技術の粋を尽くした録音なのだ。 そう考えると、脳内で補正が働くのか 段々と、当時の楽器の音が鮮明に聞こえてくるから不思議だ。 ホルスト指揮の惑星は現在の惑星の演奏と比べると異常に速い。 最初はレコード盤の回転数を間違えてるんじゃないかと思った程だ。 こんな速さで楽器を引けるの??? ほとんど無理ゲー。 演奏者にとっては無理難題。 今で言うブラック企業。 組曲惑星の初演は、1920年エイドリアン・ボールトの指揮により演奏が行われている。 録音されているのは1945年でホルスト指揮の録音より20年も後ではある。 聴いてみたが、演奏の速さという点では現在の演奏とほぼ同じ速さだった。 これを考えると、ホルスト指揮の惑星の演奏速度が異常に速いのは 当時のレコード盤に録音できる時間制限の為に無理やり速く演奏したと思われる。 ホルスト指揮の惑星。 100年前の当時のそのままという訳ではないが 音は確かに良くないが まごうことなき当時の録音である。 ホルストの当時の息遣いが聞こえてきそう気がするのである。 でも、それにしてもこんなマニアックなCDが図書館にあるとは・・・・・ ああ、図書館だから置いていたのかも (^^ゞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.10.05 12:01:21
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