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カテゴリ:小説・ノベル
大江戸妖怪かわら版5のご紹介です。
前巻の記事はこちら。 【中古】大江戸妖怪かわら版 5/ 香月日輪 【あらすじ】 大江戸を飛び出し大浪花へ取材旅行に行くことになった雀。 そこには雀のいた世界からやって来た「修繕屋」という人間がいると聞かされました。 しかも修繕屋は元の世界と妖怪の世界を自由に行き来できるとのこと。 思いがけず元の世界に帰ることもできるようになった雀の選択はいかに? 【乾風けちらす春疾風】 大江戸で人気の芝居小屋日吉座の人気役者蘭秋と藤十郎。 本作では二人が故郷である大浪花を後にして大江戸へやって来きた時のエピソードが語られています。 藤十郎は舞い手にあこがれ、訓練をして腕を上げていきました。 ですが西方では舞いは神にささげるものであり、藤十郎の俗世的な色気はむしろ邪魔になってしまいました。 西方での大成をあきらめ、藤十郎は東方に向かいます。 一方東方では舞いは大衆の娯楽であり、藤十郎の持ち味は歓迎されました。 環境によってハンデがアドバンテージになることもあるというこのエピソードは、特に印象に残りました。 吾輩は香月先生の作品を読むのは初めてなのですが、修繕屋は「妖怪アパートの幽雅な日常」の登場人物なのだそうですね。 他の作品のキャラクターを登場させつつ、上手にストーリーに絡めているのが面白いと思いました。 次巻の記事はこちら。 よかったらクリックお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.01.14 20:34:30
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