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カテゴリ:小説・ノベル
大江戸妖怪かわら版6のご紹介です。
前巻の記事はこちら。 【中古】【全品3倍!1/1限定】大江戸妖怪かわら版 6/ 香月日輪 【あらすじ】 大欧州から渡来船が来ることになり、大江戸は大賑わい。 大江戸に遊びに来た修繕屋を案内がてら、雀は渡来船の見物に出かけました。 そこで出会った少女初花(はつはな)も加わり見物を楽しむ雀たち。 そんな中初花が強面同心百雷の妹だと知りびっくり。 そのうえ鬼火の旦那と何やら縁のありそうな少女(少年?)佐保風(さほかぜ)も加わり、一層にぎやかになる雀一行。 一方その頃、犬族がかかる奇病「魔狼(フェンリル)の災厄」が広がっていました。 災厄収束の手がかりはいかに? 【彼は誰そ、誰そ彼そ】 今回は物語の展開が面白かったです。 性別不詳や性別逆転、ライトな下ネタが多かったのです。 香月先生お戯れと思っていたのですが、最後の展開にそう繋がっていくのかと思いました。 【月に叢雲、花に風】※ネタバレありです。 魔狼の災厄は犬族の妖怪がかかる奇病です。 狂暴化して相手かまわず襲い掛かってしまうのですが、それは本人の意思ではありません。 そのことを雀が書いたかわら版の効果もあり、人々から犬族が責められることはありませんでした。 コロナ禍における風評被害を見るにつけ、こうした江戸っ子たちの心意気がとても温かく感じました。 最後にこうした人情に触れて、気分良く本を閉じることができた一作でした。 次巻の記事はこちら。 よかったらクリックお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.01.28 20:18:27
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