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真理は現実のただ中にあり 森信三「真理は現実のただ中にあり」 森信三さんの小学生から中学生、大学生、 そして、新任教師、親御さんへ向けた9つの講演記録集。 いま、こうして読むことができて、とっても幸せです。 ○人生は一回限りのマラソン 「・・人生のラストスパートは、55から70にかけてだということでしたね。 いいですか。将来、停年はまだ5年くらいは延びるかもしれませんが、 それ以上は延びないですよ。 皆さんはまだ若いから、一応、私がいま手がたくいえることをいっておくが、 私自身もいまちょうどラストスパートをかけているんですからね。 私は今年70だが、いま最後の馬力をかけているんですよ。 毎晩寝るのは2時だったが、このごろでは3時、4時、時は5時ですよ。 私の一代に書いてきたものを「全集」として、25巻に結晶させつつあるんです。 しかし、今朝は6時に起きました。そして睡眠不足は、これから乗る汽車の中で 寝てとりかえすんです。・・」 ・・でも、ついつい前の日の睡眠時間を考えてしまうのです(^_^;) ○人生の種まき 「諸君!! 例外をつくったらだめですぞ。 今日はまあ疲れているからとか、夕べはどうも睡眠不足だったとか考えたら、 もうだめなんだな。例外をつくったらもうやれん。・・」 ○読書は「精神の食物」 「・・人間の内面生命の強靭さの程度は、一応その人がどれほど読書欲を持っているか 否かによって測ることができるということである。 つまり読書欲がないというのは、肉体的にはよしいかんに頑健強壮に見えても、 その人の内的生命力、すなわち精神力は、いわばすでに死に瀕しているということである。 読書は「精神の食物」であるから、精神の食物が欲しくなくなったとしたら、 その人は精神的にはもはや瀕死の病人といってよいわけである。・・」 ・・こういう文章、好きですね~。 本を好きなだけ買う口実・・にもしているので(^^♪ ○道徳教育の根本 「道徳教育で一番大事なことは何か」・・ それは生徒指導ではない! 「では何が一番大事かというと、 教師自身が「我れいかに生くべきか」という根本問題に取り組むということでしょう。 二度とないこの人生を、運命により縁あって教師というものになって一生過ごす。 これに対して、自分はどう生きるかということです。 というのも道徳教育とは、擁するに人間の生き方の種まきをすることにほかならない からです。・・」 「教師」を、自分の職業に入れ替えれば、職業倫理の第一の法則になると思います。 <目次> 第1章 「生きる」―人間としての土台づくり (人生二度なし―小学生諸君に 志を立てて生きる―立志式の日に ほか) 第2章 「導く」―上に立つ者の心構え (生を教育に求めて―新人教師におくる 人間としての生き方の種まき―道徳観の育て方 ほか) 第3章 「磨く」―先人に学ぶ (ペスタロッチーに学ぶもの―教育の原点にたちかえろう 私の好きな三人の日本人―中江藤樹・宮本武蔵・二宮尊徳) 第4章 私の生涯の歩み お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.01.17 23:22:19
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