カテゴリ:書評・読書メモ
コーチング 言葉と信念の魔術/落合博満 落合博満「コーチング―言葉と信念の魔術」その2 「俺流」への誤解・・ 「俺流」をアピールすることは、組織を外れることではない。 ましてや、「自分のやりたいようにやること」ではない。 あくまで、組織のルールの枠内で、自分自身の判断に任せてもらっていること。 ただし、「自分を生かしてチームに貢献しよう」と考えていたが、 決して「自分が犠牲になっても、チームの勝利に貢献したい」とか、 「タイトルはいらないから、優勝を経験したい」と思っていたわけではない。 いかにして自分を活かしながら、チームに貢献しようと考えていた。 そう考えたからこそ、自分の野球に責任を持ち、 自分にとって必要な練習を追求し、試合では監督の采配に沿って チームを勝利に導く努力をした。 ≪組織のルールを守り、指揮官が目指す方向に進みながら自分の力を惜しみなく 発揮する - これが、組織の中で自分を生かす最良の術である。 ≪人間は、他人の立てた目標に対しては言い訳を探してしまうが、 自分の立てた目標については何が何でも達成しようという気持ちになるものだ。≫ だから、上司から与えられた「ノルマ」ではなく、あくまで自分自身が設定した「目標」 が必要になる。 ≪目標に向けたプロセスでは、自分と闘い、相手と闘い、数字と闘う。≫ ≪比較対照は無意味でも、 「自分にはできないからいいんだ」の 「いいんだ」には進歩がない≫ そう思ったら、人間はあらゆる進歩を止めてしまう。 だから、昨日の自分自身と比較し、日々わずかずつでも進歩していることを実感し、 自分自身の目標に置き換えることが大切になる。 ≪プレッシャー克服法は「開き直り」ではない。 「やるべきことはやった」と実感することである。≫ 仕事でパーフェクトな成果を挙げることは不可能に近い。 ≪ただ、パーフェクトに近づくための時間と労力は惜しまない。 それを惜しんだら仕事は前に進んでいかないし、人間的な成長も見込めない。≫ ≪私は何か困難な問題にぶつかった時、自分の置かれた状況を正面からだけではなく、 横から斜め、上から下と、様々な角度から見つめるようにしてきた。 そうすれば、どこかに打開策はある。 だからといって、こうしたやり方をほかの人にも勧めることはしなかった。 自分が直面した問題を乗り切る時は、その人独自の方法が一番良いからだ。 自分の方向性、やり方などに、独自のものを見つけさえすれば、道は何とか開けていく。≫ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.07.02 21:59:18
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